面接

転職活動の最終面接はほぼ合格なの?【合格率は約50%】

最終面接の結果を待つ男性
本記事で解決する疑問や悩み

「中途採用の最終面接ってどれくらいの確率で受かるの?」
「どんな理由で落ちるの?」
「最終面接してから結果が来ないんだけど普通はいつごろ連絡が来るの?」

本記事の概要

最終面接で内定が出る確率は50%程度、結果の連絡が来るのは1週間が目処。必ず合格するわけではないので準備は怠らないように注意しましょう!

本記事の信頼性

私は転職エージェントでの勤務経験を通じてこれまでに数多くの転職を支援してきており、その経験をもとにまとめた内容です。

最終面接で落ちる確率は50%

経験から言えば、最終面接の合格率は半分の50%程度といったところです。

中途採用は新卒の就職活動と違って採用枠が1名のみということも多いため、自分が全候補者の中で1位になれなければ落ちてしまうのです。

厳しい戦いですね。

最終面接は落ちたらショックですが、実際は半分くらいしか受からないので、落ちても「しょうがない」と割り切るくらいがちょうどいいです。

ちなみに私は自分の転職活動の時に2社最終面接まで進んで2社とも合格したので確率を気にすることに意味はありません。

関連記事:私の転職活動体験談〜3社と面接して2社で内定を獲得した123日間の全記録〜

最終面接の合格率は企業ごとに大きく違う

最終面接の合格率は企業によって大きく異なります。

なぜなら最終面接の位置付けが企業によって大きく異なるためです。

なのでどの会社でも50%で受かるというわけではありません。

例えば1次〜2次面接ですでに性格のような内面とスキルの見極めが終わっている場合、最終面接は単に社長や役員との顔合わせ目的の場合もなくはありません。

そういった企業だと最終面接まで進めばほぼ100%合格です。

しかし、しっかり選考をする企業では他にも同じポジションで選考を進めている候補者を複数用意します。

その中からベストな候補者を見極めて内定を出しますので合格率は必然的に低くなります(候補者の数が3人いれば合格率は1/3、10人いれば合格率は10%)。

例えば営業のようなポジションだと多くの応募が集まりますので、最終面接でも候補者が自分以外にいるという状況も珍しくありません。

また、相対評価だけでなく絶対評価でも厳しい基準を設けているケースもあり、そうすると他の候補者より優れていたとしても絶対評価としてそのポジションに求める基準をクリアしていないとの理由で落とされるケースもあります。

自分が受けている企業の最終面接の合格率については、利用している転職エージェントの担当者に聞いてみることをお勧めします。

顔合わせの最終面接に潜むリスクも

最終面接が顔合わせ程度の(つまり面接すれば大体合格する)企業には注意すべき点もあります。

それが、オファーを承諾してくれる前提でないと最終面接を受けさせないという場合があることです。

本来はオファーレター(採用内定通知書)を受け取ってからそこに記載された条件をもとにオファーを受けるかどうか回答します。

しかし、時には最終面接前に意思決定を迫られる可能性があると頭に置いておき、予め「この企業のオファーを承諾するために必要な条件は何か?」と考えておくことが重要です。

こうしたケースは伝統的な中堅中小のオーナー企業で起こりがちです。

また、オファーの承諾についてはかなり慎重に判断する必要があるため注意しましょう。

新卒の就職活動ではいくつも内定をもらっておき、それぞれの会社に「いきます」と言っておいて後から辞退することも多いですが、中途採用の場合には「いきます」からの辞退はNGです。

外資系企業と日系企業とで合格率は違う?

外資と日系とで最終面接の合格率は違うのでしょうか。

例えば応募したポジションの役職が高い場合には最終面接の合格率は外資系企業の方が高くなる傾向があります。

これはなぜかというと、外資系企業の管理職クラスの面接はかなり回数が多く設定されるため、最終面接まで残っている時点でかなりふるいにかけられているだけの話だったりします。

なので外資系企業の方が選考が楽ということではなくむしろ逆です。

メンバークラス(非管理職)の採用であれば日系と変わりませんが、管理職クラスの採用ともなると選考回数は日系企業の2倍以上に増えることがよくあります。

日本法人でOKが出ても、地域統括拠点や本社の選考が待っているからです。

その結果、幹部クラスの採用ではトータル6回〜8回くらいの面接をこなす必要が出てくるんですね。

外資の選考フロー(例)

日本法人の部門長⇨役員⇨社長→本社の部門長⇨本社の役員

最終面接が8回目の面接だとすると、それまでに7回の面接で合格が出ているわけなので、それくらい優秀な人材であれば最終面接も合格する確率が高いというわけです。

なので、最終面接だけの合格率で言えば、1回しか面接しない場合よりも、それまでにたくさん選考を重ねてきている人の方が高くなります。

最終面接の合格率を上げるためにすべきこと

最終面接がほぼ合格というわけではないことはすでに解説しましたが、では合格率を高めるために出来ることは何があるのでしょうか。

シンプルに言えば、徹底した自己分析と企業理解、最後にプレゼンの練習です。

自己分析を深める

自己分析に関してはネット上に落ちている面接での想定質問全てノートに書き出し、それぞれ自分の考えを書いていくことで自然とまとまっていくと思います。

このプロセスは他の企業の面接を受ける際にも役立つことなので手間を最もかけるべきですね。

自己分析の様子
自己分析はなぜ必要なのか?理由とやり方を解説 この記事はこんな人向け ・なぜ自己分析が必要なのか分からない ・どの様に自己分析をすれば良いのか分からない こんな疑問や...

企業研究で深く知る

次に企業分析です。その企業がどんなミッションを掲げていて、その実現のためにどんな戦略をとっていて、現在の課題がどんなことで、自分が応募しているポジションがその戦略や課題解決にあたってどのような位置づけなのかを真に理解できるまで研究しましょう。

最終面接でよく出る質問
最終面接で聞かれる質問と逆質問対策 この記事はこんな人向け ・最終面接の対策をしたい ・最終面接で質問される内容を知りたい ・最終面接で逆質問で何を聞けば良い...

事前に口に出してプレゼンの練習をしておく

最後にプレゼンの練習です。

言葉は単に口に出すだけでは相手に伝わりません

特に最終面接に出てくるのは社長や役員です。

百戦錬磨の相手の心を動かすために、そして自分の思いを過不足なく相手に伝えるためには、適切な表現、適切なボディランゲージ、適切なボリューム、適切なスピードで話せる必要があります

これらを完璧に準備しておくことで、内定をもらえる確率が上がっていくはずです。

転職エージェントを通して応募している場合には担当者に相談すれば模擬面接をしてもらえます。

転職で成功したビジネスマン
【体験談】リクルートエージェントで模擬面接をやってもらって学んだこと 今回は、面接突破力を上げるのに有効な模擬面接をリクルートエージェントで実際に体験してきたのでご紹介していきます。 この記事を読ん...

最終面接の結果はいつ頃わかる?

最終面接が終わったらあとは結果が出るのを待つだけです。

面接終了後、どれくらいで結果の連絡があるのでしょうか。

また、結果の連絡が遅い時、考えられる理由としてはどのようなことがあるのでしょうか。

結果連絡は多くの場合面接から1週間前後で来ますが、以下のような場合には連絡が遅くなることがあります。

  • 意思決定に必要なメンバー(主に役員)が揃わず話し合えていない
  • 他の候補者の選考がまだ終わっておらず比較できない
  • 企業やエージェントが連絡を怠っている

土日でも選考結果連絡は来るのか?

面接が終わると企業から「面接結果は1週間以内にご連絡します」などと言われたりします。

1週間以内ということは土日も挟むことになりますが、土日で結果の連絡が来ることはほぼあり得ません

一般的な業態は土日休みが基本なので、わざわざ休日にまで候補者の合否を検討したりその連絡をすることはしません。

飲食や小売など、土日でも営業している業種であったり、企業から土日でも連絡しますと個別に言われているケースを除いてまず連絡は来ないと考えて構いません

なので、金曜日に連絡が来なければ結果が来るのは最短で次の月曜日です。

ずっと結果を気にして待っているのも体に良くないので、土日はゆっくりと休んでくださいね。

転職するかどうか悩んでいる人
土日に選考する企業への転職は避けるべき理由 本記事が解決する疑問や悩み ブラック企業は避けたいんだけどどうやって見抜けばいいの? 仕事が忙しくて平日は面接に行けないし土日に...

最終面接で落とされたらどうする?

最終面接で落とされた場合に取るべき行動について解説します。

転職エージェントを見直す

最終面接での不合格が続いているようなら利用する転職エージェントを見直しましょう。

もしまだ転職エージェントを使っていなかったり、今使っているエージェントに満足していないという方はぜひ使ってみてください。

これまで出会えなかった求人を紹介してもらえたり面接予定の企業で質問される内容を事前に教えてくれたりするので心強いと思います。

お勧めの転職エージェント
誰にでもオススメできる転職エージェント4社を厳選 本記事で解決する疑問や悩み ・転職エージェントがたくさんありすぎて、どこに登録したら良いかわからない こんな疑問を解消します。...

スキルアップして市場価値を高める

即効性はないものの、今後の転職活動における成功率を高めるにはスキルアップすることも有効です。

市場価値の高い人材になればいくらでも転職先を見つけることができるようになります。

関連記事:自分の市場価値を知りたいなら3つの方法で簡単に調べらます

まとめ

最終面接で落ちることは決して珍しくありません。

もし落ちても必要以上に気落ちせず、また次の求人へと切り替えて先に進みましょう!

私が転職活動をした際の体験については別の記事でまとめてますのでよかったら参考にしてみてください。

転職を考えている第二新卒の男
私の転職活動体験〜3社面接2社内定で第一志望の大手企業に入社するまでの123日〜 ここで書かれていること ・転職を決意した理由 ・転職活動のスケジュールや流れ ・どうやって選考の対策をやったのか ・...