海外駐在員の間でよく使われているOKY(オーケーワイ)という言葉について説明していきます。
OKYは駐在員の日本本社に対する心の叫び
OKYという言葉は英語ではありません。
何かというと、お前(O)、ここにきて(K)、やってみろ(Y)、の省略形。
ちょっと乱暴な言葉遣いですよね 笑
OKYは海外駐在員が日本本社に向かって言いたい心の叫びを表す言葉として生まれました。
海外で事業を行うことは日本で事業を行うこととは全く違います。
商習慣、文化、言葉の違いに加え、新興国であれば古い設備、整備されていないインフラ、法規制がない、もしくは法規制はあるのに運用が徹底されていない、従業員の質が悪い、などなど。
そんなストレスフルな環境で、本社から大した投資もしてもらえず、高い目標だけが掲げられ、駐在員は一人海外に放り込まれています。
どれだけ日本と海外とで事情が違うと本社に訴えかけても、「本社のやり方はこうだから」と現地事情に馴染まないやり方を押し付けられ、それなのに「なぜ目標達成していないんだ!」と怒られるばかりの日々。
そんな駐在員が本社に対して思うことが「お前がここにきてやってみろ!」です。
「海外で働くってかっこいい!憧れる!」という人も多いと思いますが、オリジナルの言葉が生まれる程度には大変な仕事なんですね。
新たに出てきたOKO(オーケーオー)とは?
さて、OKYという言葉が駐在員の間で浸透してからしばらくたち、新たにOKO(オーケーオー)という言葉が出てきました。
先ほどは「お前ここにきてやってみろ」でしたね?
OKOも同じような省略形なのですが何かわかりますか??
・・・・まあ、わからないですよね。
正解は「お前、ここに、おったやろ」です。
関西弁になりましたね。笑
この言葉も同じく駐在員から本社の人間に向けて抱く感情から出来たモノですが、OKYと違う点がやりとりしている本社の人間も昔は海外に駐在していたということです。
OKYは海外の大変さを知らずに無茶を押し付けてくることへの苛だちでしたが、今度は「お前は以前海外に駐在していた経験があるじゃないか!大変さはわかってるだろ!なのになぜ!!」という苛立ちやら疑問やら不満が込められた言葉になっています。
聞いている側は面白いですが、言葉が生まれる経緯が悲しすぎて同情してしまいますね 笑
いかがでしたでしょうか。
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