私はビズリーチに登録することで1年間で424件ものスカウトをもらうことが出来ました。
どんなスカウトをもらえたのか、スカウトを増やすコツは何か、など私の実体験をベースに詳しくご紹介していきます。
私のプロフィール
ビズリーチに登録しても、その人のプロフィールによって受け取るスカウトの件数は大きく違います。
ご参考までに登録時の私のプロフィールについてご紹介しておくと、以下のような感じです。
年齢:30代前半
学歴:4年生の私立文系大卒(MARCHレベル)
職歴:人材会社で営業と企画職を経験
これらのプロフィールのうち、スカウト件数を左右するポイントはいくつかあります。
例えば、年齢。
私があと3年遅く登録していたとしたらもらえるスカウトの件数は大きく減るでしょう。(それまでに管理職に上がっていれば別)
逆に20代前半でもビズリーチのターゲット外なのであまりもらえないかもしれません。
また、学歴について。
私は私立文系卒ですが、これが理系だったらもっとスカウトが増えるかもしれませんし、同じ文系でも東大や京大、慶應だったらもっと多くもらえているはずです。
職歴については、求人数の多い営業職を経験しているのがプラスに働いていると考えられます。これが「法務」の経験のみだったらスカウト件数はもっと少なかったと思います。
また、営業だけでなく企画職も経験していることから、そっちの経験を活かせる求人紹介もあり、スカウト件数増に貢献していると思います。
このほかにも当然スカウトの件数を左右する要素は数多くあり、転職回数やら英語力やら現在年収、希望業界といった項目でも変わってきます。
例えば転職回数が年齢に対して多いとスカウトをもらいにくくなりますし、外資系企業なら英語力がなければスカウトをもらえません。
関連記事:私の転職活動体験談〜3社と面接して2社で内定を獲得した123日間の全記録〜
一年間でもらったスカウトは424件
Bizreachに登録した結果、一年間で受け取ったスカウト件数は424件でした。
平均値が分からないので他の人と比べてどうかは言えませんが、登録しておくだけでそれだけキャリアアップの機会が増えると考えるとかなり良い数字なのではないでしょうか。
ちなみに有名なエージェントに登録しても紹介してもらえる求人は数十件程度ですので自分の可能性を知るという意味ではビズリーチは優れたサービスだと思います。
もしまだ利用していないという方は無料で登録できますので以下のリンクからどうぞ。
ビズリーチではスカウトの中でもいくつか分類がありますので、それぞれ何件のスカウトだったのか証拠画像付きで紹介していきます。
希望条件マッチ:4件
希望条件マッチとは直近1ヶ月以内に希望にあう条件で企業やヘッドハンターからもらったスカウト件数のことらしいです。
この辺りは自分が希望条件をどう入力するかによっても変動してきそうですね。
一年間の通算ではないので参考値程度にご覧ください。
4件の内訳は企業から1件、Aランクのヘッドハンターからが1件、残りの2件はSAランク以外のヘッドハンターからでした。
ヘッドハンターのランクは高いに越したことはないですが、どんな求人を持っているかも重要なので自分が興味のあるポジションの求人に強そうなエージェントであればコンタクトを取ってみたら良いと思います。
プラチナスカウト142件
プラチナスカウトは142件でした。
プラチナスカウトとは、スカウトする側の通数が制限されている特別なスカウトのこと。
受け取った側は有料会員にならなくてもスカウトメールの内容を見ることができます。(普通のスカウトの場合には見れないです。)
割合で言うと受け取ったスカウトの3割くらいがプラチナスカウトということになりますね。
ちなみに転職エージェントから受け取るスカウトはプラチナスカウトじゃない方が多かったですが、企業から直接スカウトされる場合は全てプラチナでした。
企業からのダイレクトスカウト:72件
転職エージェントではなく人材を募集している企業からのダイレクトスカウトは72件でした。
貼り付けた画像では74件となっていますが、そのうち2件は登録時にビズリーチから届く挨拶メールみたいなものなので実質は72件になります。(ビズリーチからのスカウトも何回か来ましたが。)
個人的にはやっぱり転職エージェントからのスカウトよりも企業からのスカウトの方がもらって嬉しいですね。
ちなみに企業からのダイレクトスカウトを送ってくる人は大抵ただのリクルーター(人事採用担当)であり、送信者名に「代表取締役」とか「人事部長」とか書いてあっても嘘であることが多いです。(人事が偉い人の名前を借りてアカウントを運用しているだけ)
「社長からスカウトもらえた!嬉しい!返信しよう!」となる効果を見込んで社長名義で送ってるだけなので、スカウトに返信しても「じゃあ採用担当者とお会いいただきます」などと返されることになります。(創業まもないベンチャーなら本当に社長が送っている場合もあります。)
ヘッドハンターからのスカウト:352件
ヘッドハンターからのスカウトは352件でした。
ヘッドハンターというといかつい表現なのでちょっとビビりますが、要は転職エージェントのことをビズリーチ側がカッコよく表現しているだけなので気にする必要ないです。(逆にいうとビズリーチ経由でヘッドハンターから声がかかって転職したとしてもそれはヘッドハンティングとは言わないです。ただ転職活動をして転職しただけ。)
その転職エージェントからのスカウトについてですが、一つのエージェントが複数のアカウントを持っているケースもあり、同じエージェントの違う営業マンから同じ文面でスカウトメールが届くのが結構嫌でしたね。
1社のエージェントで10人くらいからメールをもらうことも!(全員同じような文面で具体的な求人情報を書いてくれているわけでもないのでもはやbotにしか見えない。)
ちなみにビズリーチでは「この企業の人からは自分を表示させたくない」という設定が行えるのですが、私自身が転職エージェントで働いていることもあり結構いろんなエージェントをNG指定していました。なのでNG設定していなければもっと多くのスカウトをもらえていた可能性はあります。
SAランクのみ:20件
ヘッドハンター(転職エージェント)にはランクがつけられており、最高がS、続いてAとなっています。
このSAランクのエージェントからのスカウトは20件でした。
別にこのランクが求人の量や質、サポートの充実度を保証してくれるわけではないので個人的にはあまり意味を感じていません。
プラチナスカウトの件数を増やすコツ
私は転職エージェントでの勤務経験があり、スカウトを送る側/もらう側どちらの経験も持っています。
それらの経験をもとに具体的にスカウト件数を増やすためのポイントをご紹介していきますね。
有料会員になる
スカウトを増やす一番のポイントはシンプルに有料会員になることです。
ビズリーチは無料でも登録することはできますが、無料会員のままだとスカウトを多くもらうことはできません。
無料の場合にはスカウトをもらっても返信できないのでスカウトを送る側から見ても本気度が低いとみなされますし、そもそも検索上のロジックでおそらく有料会員を優先して表示するようにビズリーチ側で設定されてるはずです、
なので本気で転職活動をしている場合には有料会員になることでスカウトの件数を増やすことができます。
ビズリーチは時々有料会員チケットみたいなものをくれるので、それを使えば一定期間はお金を払わず有料会員と同じステータスとしてサービスを利用することができたりします。
なので私自身も実際にお金を払ったことはないです。
プロフィールを全て埋める
まず大前提として、現在年収や希望年収、経験業務や希望業界など、登録できる全ての項目をきちんと入力しましょう。
スカウトを送る側の心理として、登録されている情報が少ない人材には以下のような理由から積極的にスカウトを送ろうとは思いません。
- 転職に消極的である印象を受ける
- 自分の情報は開示するつもりがないのに企業からは(求人)情報を引き出そうとしているように映る(Give&TakeではなくTakeだけするタイプの人間に映る)
- 経験や希望がマッチしているかが分からない(秘密裏に採用したい求人なので無駄に多くの人にスカウトを送りたくない)
登録時に必須項目だけ入力しているものの任意の項目の登録ができていないケースもあると思いますので、ぜひ全ての項目を埋めていきましょう。
職務経歴はいろんな表現で書く
スカウトをもらう上で一番重要なのが経歴です。
基本的には職歴書の書き方を参考にしてまとめれば良いのですが、転職サイトならではのポイントとして使うキーワードをいろんな表現で書くのがお勧めです。
例えば営業という業務であれば「セールス」「Sales」「toB(あるいはtoC)営業」など、いくつかの表現がありますよね。
こうした自分の強みとなる経験やスキルについては度を超えない範囲でいくつかの表現を使い分けることがスカウトを増やすポイントとなります。
なぜかというと、企業や転職エージェントが人材を探す際にはキーワード入力で検索するケースが多いからです。
例えば、上記の例で、仮にあなたが営業職の経験者として登録していたとします。そして、外資系企業の人事が営業の人材を探しているとして、その際「Sales」というキーワードで検索した場合、せっかく経験が一致しているのに企業からあなたが見つけられない、という事態になってしまうわけです。
なので企業やエージェントが検索する際に自分がヒットしやすくするため、自分の強みとなる経験についてはいろんな表現で盛り込むことを意識してみましょう。
アクセス頻度を上げる(毎日ログインしよう!)
「スカウトをもらえるまではログインする意味がない」って思っていませんか?
逆です。スカウトをもらうためにログインしましょう。
スカウトを送る側からすれば、できるだけ最近ログインしている人材の方が積極的に転職活動をしているように映るのでスカウトをもらいやすくなります。
また、そもそもビズリーチのアルゴリズム的にも長くログインしていない人より頻繁にログインしている人の方を検索上位に表示させるようになっているはずです。
実験として、しばらくログインしない状態を続けて見たところ、私のプロフィールの閲覧数は2週間の合計値で0件にまで落ち込みました。その状態でログインしてみたところ、たった1日で7件の閲覧と1件のスカウトをもらうことが出来たのです。
ログインする威力はすごいですよ!
希望条件を変える
最後に、転職の希望条件として登録している内容を変更してみるのも有効です。
希望を考慮せずに誰にでもスカウトを送るようなところもありますが、基本的には希望業界や希望職種、希望年収などの情報も見てからスカウトを送る企業がほとんどです。
仮にあなたが「希望していなくはないが登録していない業界がある」ということなら、そちらの業界もきちんと希望業界の一つに加えてあげましょう。
ただ、希望業界(あるいは職種)として登録できる数には制限がありますので、定期的に希望業界(or職種)を変えることで、それまでもらえていなかった企業からスカウトをもらえるようになる可能性があります。
それでもスカウトがもらえない時の対処法
それでもスカウトがもらえないという方は、使うべき転職サービスを間違えている可能性が高いです。
ビズリーチを使って企業が採用したいと考えている人材像とあなたのプロフィールとがマッチしていない場合には、どれだけビズリーチ上でアピールしたところで効果はありません。
ではどうすれば良いのかというと、ビズリーチとはユーザー層が異なる転職サイトに登録するのが有効です。
例えばリクナビネクスト。
リクナビネクストはビズリーチと集客ターゲットが大きく異なっているため、ビズリーチではスカウトをもらえなかった人もスカウトをもらえる可能性が大いにあります。
実際に私もリクナビネクストに登録しましたが、たった3ヶ月で200件を超えるスカウトをもらうことができました!
ビズリーチとは違った企業やエージェントからのスカウトが多いのが特徴なので、使い分けるには良いと思います。
また、転職サイトではなく初めから転職エージェントに登録するのも有効です。
私が転職活動時にメインで利用したのは同じくリクルートが運営しているリクルートエージェント。
普通のエージェントだと紹介された求人しか応募できませんが、リクルートエージェントは自分で求人を検索して応募することができるので、ビズリーチや他のエージェントと違って求人紹介を待つという受け身ではなく自ら能動的に転職活動をすることができる点が素晴らしいです。
まだ利用していない方はぜひ登録してみてください。↓
私の転職活動時の記録は別の記事でまとめているのでよかったらそちらも参考にしてみてください。↓