ハローワークは転職を希望する人なら誰でも利用できるサービスですが、本当に転職活動でハローワークを使うべきかどうかは人によって違います。
今回はハローワークを利用する前に知っておいた方が良いことを解説していきます。
ハロワを使わない方が良いケースを知っておく
ハローワークは素晴らしいサービスですが決して万能なわけではありません。
他のサービスを利用した方がより良い転職ができる場合もありますので、ハローワークを使うべきじゃないケースをいくつか例示していきます。
大手や条件の良い求人を探したい人
ハローワークは大手企業や条件の良い求人を探すのには適していません。
なぜなら大手企業や条件の良い求人を出す企業はハローワークを使って募集していないからです。
ハローワークを使って募集しているのは「採用にお金をかけられない」「募集しても人が集まらない」企業が多いので、どうしても条件が見劣りしてしまう求人ばかりになってしまいます。
ちなみに後で紹介しますが大手や優良企業は転職サイトや転職エージェントを使って採用活動を行うことが殆どです。
※こちらの記事もオススメ:ハローワークに転職相談するってどうなの?メリットとデメリットを解説
スキルのある人
これまでの就業経験の中で特定の業界や職種でのスキルが高い人はハローワークを使わない方が良い転職ができる可能性が高いです。
例えばプログラミングのスキルを持っていたり高い英語力を持っていたりするのであればハローワークを経由しない方がより良い条件で転職できるでしょう。
せっかくもっと高い年収やワークライフバランスの整った環境など希望する条件に合った転職が出来る可能性があるのに勿体ないと思います。
応募企業に合わせて選考対策をしてもらいたい人
「100社に応募してどこかに引っ掛かれば良い」というスタンスではなく、「1社1社しっかり準備して選考に臨みたい」という人もハローワークは向いていません。
本来は企業や求人ごとに選考で重視するポイントが異なるため、職務経歴書や面接対策の内容も企業によって変えなければなりません。
そのためには応募する企業が書類のどんなポイントを見て、面接ではどんな質問を通じてどんな評価をするのか知っておく必要があります。
ハローワークの場合には求人票に書かれている内容以上の情報は持っていないので、企業ごとの特徴に合わせた対策をすることができません。
※オススメ記事:リクルートエージェントで模擬面接をやってもらって学んだこと
ハローワークの代替手段を知っておく
ハローワークを使う前に、同じく転職活動の力になってくれるサービスを知っておきましょう。
ハローワークはどちらかというと最終手段。
他のルートを使って求人を探した方が遥かに良い条件で転職できることが多いので代表的なサービスを2つご紹介しておきます。
転職エージェント
一つ目が転職エージェント。人材紹介会社とも呼ばれます。
ハローワークの代わりとして使うなら転職エージェントがオススメです。
転職エージェントは完全無料で使える他、ハローワークと同様に求人を紹介してもらえるだけでなく書類の書き方のアドバイスや面接対策なども実施してくれます。
さらに、ハローワークと違って企業ごとに深いところまで情報を仕入れているので、例えば社風や事業方針、離職率など求人票には書かれていないような部分まで教えてもらえることもある点が魅力です。
面接対策も、企業ごとに過去の面接での質問内容をストックしているので「この企業ではこんなことを聞かれるので準備しておきましょう」といった具体的なアドバイスをもらうことができるのでハローワークよりも先に使うべきサービスと言えます。
転職エージェントの最大手はリクルートエージェントで、求人数と情報量が圧倒的な優れたサービスです。
登録と簡単な電話面談だけ済ませれば上場企業の求人やネットでは公開されていないような貴重な求人情報をたくさんみることができます。
私も自分の転職活動の時にお世話になり転職活動を成功させることができたので良かったら登録してみてください。(私の時はリクルートエージェント経由で6社に応募し、2社書類選考通過、1社内定という結果でした。)
転職サイト
二つ目が転職サイト。
代表的なのがリクナビネクストで、数多くの企業が求人を掲載しているサイトです。
登録すれば掲載されている求人に応募できるだけでなく企業から直接スカウトをもらうこともできる点が特徴。
また、転職エージェントも利用しているので、エージェントが扱う求人で紹介してもらえるものがある場合にはエージェントからもスカウトメールが来ることがあります。
ちなみに私はリクナビネクストとビズリーチを使ってました。
どちらも良いサービスですがビズリーチは本格的に使おうとすると月額利用料が数千円かかってしまうので、手軽に使いたいならリクナビネクストがオススメです。
※私はリクナビネクストに登録して3ヶ月で200件以上のスカウトをもらいました。
ハローワーク利用時の参考情報
転職エージェントや転職サイトではなくあくまでハローワークを使いたいという方のために知っておくべき情報をお伝えします。
ネットからでも登録&求人検索が可能
ハローワークでは直接施設に訪問して登録することもできますし、ネットからでも登録することができます。
登録する際には求職者マイページのアカウントを作ります。
ただし、一度はハローワークに来所しなければ求職者マイページの一部の機能が制限されている状態のため、時間のある時に一度訪問してみると良いでしょう。
求職申込書で個人情報や職歴を登録
求人を探すにあたっては求職申込書という書類を書くことになります。
その書類に書く内容としては以下のようなものがあるので、事前に考えを整理しておくと良いでしょう。
氏名 | 登録情報の公開可否 | 休日の希望条件 | 学歴 |
性別 | 登録情報を提供する先の選択 | Uターン/Iターン希望 | 受講した訓練 |
生年月日 | ハロワからの連絡可否 | 転居可否 | 持っている免許・資格 |
住所&最寄駅 | 希望する雇用形態 | 希望する給与額 | PCスキル |
連絡先 | 希望する職種(2つ) | 扶養家族や配偶者の有無 | 経験職種や期間 |
登録情報の公開可否についてはなかなか個人情報を出したくないという方も多いと思いますが、よりチャンスを増やしたい方は公開しておく方が良いです。
まとめ
ハローワークは良いサービスですが、その前に転職エージェントや転職サイトの利用も検討することでキャリアアップの機会を逃さずにすむかもしれません。
リクルートエージェントは面談の手間こそ必要ですが求人の量と質は文句なしで日本一位だと思います。
私も担当者の面接対策のおかげで内定をもらうことができたと感じてますのでぜひ登録してみてください。
また、リクナビネクストも無料で使える転職サイトの中で最大級の規模を誇るサービスなので併せて登録しておくことで出会える求人数は格段に増えるでしょう。(どちらも同じリクルートが運営しているサービスですが扱っている求人は大きく異なります。)
私もいくつものサービスを利用しましたが、3ヶ月で200件以上のスカウトをもらえたサービスはリクナビネクストだけでした。