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【海外転職】メキシコで働きたい人が知っておくべき就労ビザと求人の話

mexico
この記事はこんな人向け

・メキシコで働いてみたい!

・メキシコの就労ビザや求人って?

メキシコってどんな国?

国名:メキシコ合衆国

首都:メキシコシティ

人口:日本と同じくらい

面積:およそ日本の5倍

公用語:スペイン語

日系企業の進出数:1117社(2017年時点)

※出典元:ジェトロ

日系企業の進出数は求人の見つけやすさと大きく関わってくるのでかなり重っような数字です。

1117社という数字は、中国の3万社に比べるとはるかに少ないですが、中南米の中では最多です。(ブラジルで500社、キューバは20社程度しかない)

メキシコの求人は?

メキシコで働きたい人はまず2つの雇用形態による求人の違いを知っておきましょう。

一つが海外現地採用求人、もう一つが海外駐在求人です。

スキルに自信がない方にとっては比較的応募要件が緩い現地採用求人の方がチャンスが多いと思います。

後ほど、それぞれの求人の探し方を紹介します。

メキシコの就労ビザは?

メキシコで働くには現地での就労ビザ(就業許可)を得る必要があります。

メキシコでのビザは以下の5つに分類されますが、その中で現地で働きたい人が主に取得することになるのは②の一時滞在ビザです。

メキシコにおけるビザの種類

訪問者

  1. メキシコで報酬を得ない訪問者(報酬を伴う活動許可なし。連続滞在期間は最長で180日)
  2. メキシコで報酬を得る訪問者(報酬を伴う活動許可あり。同180日)
  3. 地域訪問者(指定国境地帯の居住者。報酬を伴う活動許可なし。同3日)
  4. 国境地帯労働訪問者(隣国の国民のみ。報酬を伴う活動許可あり。同1年)
  5. 人道的理由による訪問者(政治的迫害、亡命希望者など。滞在期間は不特定)
  6. 養子縁組のための訪問者(メキシコと協定を締結した特定国国民のみ。滞在期間は手続き期間中)

一時的居住者

  1. 一時的居住者(報酬を伴う活動許可あり。連続滞在期間は最長で4年だが、更新も可能)
  2. 一時的居住者:学生(大学以上の場合は、報酬を伴う活動許可あり。滞在期間は在学期間中)

永住者

  1. 永住者(報酬を伴う活動許可あり。滞在期間は無期限)

※出典元:ジェトロのHP

また、実際にビザを取得するまでの流れは以下のとおりです。

就労ビザの取得手続き

「一時的居住者」としての滞在許可証を取得するまでには、次の手続きを取る必要がある。

  1. 就労ビザ承認手続き(Autorización de Visa por Oferta de Empleo)
    在メキシコ現地法人もしくはその代理人を経由して、国家移住庁(INM)に就労ビザを申請する。INMには、ビザを取る外国人の職種や報酬額などに関する情報を提出する必要がある。承認までに3週間~1カ月程度を要する。
  2. 在外メキシコ大使館領事部における面接と署名・拇印登録
    就労ビザの承認が下りた後、在日メキシコ大使館領事部などで本人が面接を受け、署名と拇印の電子登録をした上で手数料を支払い、パスポートに入国ビザを添付してもらう。領事部の混雑状況により、所要日数は異なる。
  3. 滞在許可証発給手続き
    メキシコに入国した後にINMの管轄事務所に滞在許可証(プラスチック製のIDカード)の発給申請を行う。申請から10日前後で連絡があり、INMの事務所に出頭して再度署名と拇印の電子登録を行う(即日発行はされない)。後日、署名と拇印が印字されたIDカードが発行されたら、INMの事務所まで取りに行く。

※出典元:ジェトロのHP

メキシコで働くためにまずすべきことは?

メキシコで働くチャンスを最大化させる上では現地採用求人と駐在求人をそれぞれ適切な方法で探す必要があります。

それぞれ最適な探し方を順番に紹介していきますね。

現地採用求人を探す方法

まず、現地採用求人を探す方法には大きく3つあります。

・日系企業の現地法人に直接問い合わせる

・現地に進出している転職エージェントに登録する

・転職サイトに登録して求人を探す

しかし、メキシコに関しては現地に進出している日系の転職エージェントがないことから、エージェント経由で現地採用求人を紹介してもらうことは難しいと思います。

なので、直接現地法人に問い合わせるか転職サイトに登録するのが良いでしょう。

メキシコに拠点を置く日系企業は多いので、現地法人に直接問い合わせてみても探せる可能性は十分にあります。

とは言え、1000以上の企業を一つ一つ探すのが面倒という方は転職サイトを使って募集がかかっていないかチェックするのもお勧めです。

転職サイトは複数登録しておいて損はありませんが、もし1つに絞るなら一番求人が多く集まるサイトに登録しておくべきでしょう。

転職サイトはリクナビネクストが国内最大手なのでお勧めです。

最近ではビズリーチも人気が出ていますが、ビズリーチの集客ターゲット上の問題から、海外現地採用求人の取り扱いがないのでリクナビの方がお勧めです。

メキシコ駐在求人を探す方法

一方、メキシコ駐在求人を探す上では以下の3つの方法があります。

・日系企業の日本本社側に問い合わせる

・日系の転職エージェントに登録する

・転職サイトに登録する

このうち、日系企業に直接問い合わせる方法については現実的ではありません。

駐在求人の場合は、現地法人ではなく日本本社で募集をするので、国内200万社の企業全てが候補となってしまいます。

その中から探すのは流石に手間がかかりすぎます。

駐在求人を狙うのであれば、転職サイトか転職エージェントの利用に絞られますが、この場合転職エージェントの方がオススメです。

駐在員は経営戦略上重要なポジションであり、そうしたポジションの採用は転職サイトではなく転職エージェントを利用するのが一般的だからです。

海外案件に強い転職エージェント選びのポイント

海外案件に強い転職エージェントである条件は以下の3つです。

海外勤務求人に強いエージェント選びのポイント

①日系であること

②大手であること

③海外拠点を持っていること

これらの条件を満たす転職エージェントはいくつかありますが、最もオススメなのはリクルートエージェント。

業界最大手であり、求人数も転職支援実績も1位です。そしてそれは海外案件も例外ではありません。

海外案件は全体で見ると非常に少数。だからこそより多くのクライアント企業を抱えるエージェントを利用し、貴重なチャンスをとりこぼさないようにすることが重要です。

詳しくは【レビュー】リクルートエージェントを使うメリットとデメリットを解説を参考にしてみてください。