海外勤務

海外転職は何語が有利?フランス語や中国語など英語以外の外国語も学ぶべき理由

グローバルな環境で働く人々
本記事の対象者

海外で働いてみたいけど何語を勉強すればいいの?

英語以外の言葉って勉強して役に立つの?

本記事の内容

英語は最強のツールですが、ニッチな言語が話せると市場価値の高い人材になれます。

本記事の信頼性

私は転職エージェントに勤務しており、特にグローバル案件を多く支援してきましたので、その経験をもとに転職市場で評価される外国語についてシェアさせていただきます。

海外で働きたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。

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海外で働きたいなら外国語は必須

海外で働くことを希望するなら外国語は必須のスキルと言えます。

営業やマーケティングなど、いかに仕事のスキルがある方でも現地の人と意思疎通が取れなくては仕事にならないからです。

最近は随分Google翻訳などツールの性能が上がってきているので、事務的なメールのやり取りだけするのであれば問題ないのですが、会話はそうはいきません。

ビジネスは人と人との関係が重要です。

例え通訳を介してコミュニケーションを取っても相手と十分な信頼関係は築けないでしょう。

どれだけ翻訳機能が発達しても直接話せないと信頼関係が築けず仕事はうまく進まない

実際、人材大手のジェイエイシーリクルートメントが調査したところによると、海外駐在員を対象にした調査で駐在員と現地スタッフとが通訳を介して話している企業とダイレクトに話している企業とで比べると後者の方が業績目標を達成している割合が高かったそうです。

海外に行くのなら通訳を介さず対面でコミュニケーションが取れるだけの語学力は身につけておきましょう。

どの外国語が海外転職に有利なのか?

現在大学に通われている方であれば第二外国語を選ぶタイミングがあると思います。

また、社会人の方でもこれから語学を学ぼうと考えている方もいらっしゃると思います。

そこで問題となるのが、どの言語を学べば良いのか?ということです。

英語以外の言葉が話せると希少価値の高い人材になれる

国を問わずビジネスの現場では英語ができれば仕事にはなりますが、非英語圏に行きたいのであれば、ビジネスで使われる言葉だけでなく現地の方同士で話されている言葉を身につけましょう

ビジネスを成功させるには表面的なコミュニケーションだけでは十分ではありません。

現地の方と同じ目線で同じ言葉で話せるということは強力な武器となります。

英語ができる人はたくさんいますが、現地の言葉が出来る人は多くないのでそれだけで貴重な人材と言えます。

海外勤務という貴重なチャンスを掴む上では市場価値を高める意識を持ちましょう。

かつてスペイン語は海外駐在のチャンスを掴む最強言語だった

あなたの周りにスペイン語を話せる日本人の知り合いはいますか?

世界的に見れば5億人もの人が話す言葉だそうですが、日本人でスペイン語を学んでいる人は多くないように思います。

しかし、もしあなたがスペイン語を話せたなら、数年前は海外駐在の機会をつかむ絶好のタイミングでした

他の経験がなくても外国語が話せるだけで海外駐在員になれるチャンスがもらえるのは極めて異例です

2010年代、主にアメリカへの輸出を目的として、日系の自動車関連メーカーが数多くメキシコに製造拠点を作りました。

外務省が出している「海外在留邦人数調査統計(平成30年要約版)」によると、2017年10月時点で1117社の日系企業がメキシコに進出していますが、その時に企業が求めたのはスペイン語ができる人材でした。

実はメキシコはアメリカに近いにも関わらず英語が話せる人があまりいません。

その結果、現地でメキシコ人のマネジメントをする場合、どうしてもスペイン語が必要になってくるのです。

しかし、ほとんどの日系企業にスペイン語が話せる人材などいません。

その結果、各社が一斉にスペイン語を話せる人材を転職市場から採用しようとしたのです。

メキシコは製造機能を持っている拠点が多いため、本来であれば生産管理や品質管理、生産技術といった技術の専門家が必要になります。

しかし、メキシコへの進出ラッシュの際にはスペイン語がわかる技術者など社内どころか転職市場にもいないため、「スペイン語ができれば経験は問わない」というレベルにまで応募要件が下がったのです。

日系企業の進出が盛んな国で話される言葉を身につけると転職に有利!

進出ブームだった2010年から2015年の間に転職された方は、スペイン語という語学力を武器に比較的大手の企業に採用され、駐在員待遇で海外勤務の機会を得ることができたのです。

しかし、あくまで転職のためを考えるのであれば、今からスペイン語を学ぶべきとは言えないかもしれません。

トランプ政権になって以降、日系企業によるメキシコへの投資は少し落ち着き、増員の採用はあまり出てきていません。

また、すでに第一陣として送り込まれた駐在員たちの帰任時期もそろそろ始まります。

駐在員の赴任期間についてはこちらの記事で解説しています。

海外駐在の期間
海外駐在員の赴任期間は平均で3〜5年【例外となる理由もご紹介】 本記事が解決する疑問や悩み 駐在員に興味があるけど赴任期間はどれくらい長いのかな? 海外駐在を言い渡された。できれば行きたくない...

そうすると職務専門性とスペイン語力を兼ね備えた人材が一定数転職市場に出てくると予想されますので、スペイン語という語学力だけを武器にしても以前ほどには強みとみなされなくなっていくでしょう。

ではこれから語学を学ぶ人は何語を学ぶべきなのでしょうか?

今後はフランス語を必要とする求人が増えていく可能性が高い

英語ができない方は英語を身につけるのも良いですが、他の人と違ったチャンスを掴みたいという強い意欲をお持ちの方にはフランス語を学ぶことをお勧めします

フランス語は多くの大学で第二外国語として授業が行われていますし、多くの大学生が授業を取っていますが、ビジネスで使えるレベルにまできちんと勉強する人はあまり多くいません。

私も学生の頃はフランス語の授業を受けていましたが、すでに数字の1〜10まで言えるかどうか怪しいレベルです。(少し見栄を張りました。全然言えません。笑)

フランス語を学ぶことをお勧めする理由は単純で、長期的な視点で見たときにフランス語圏であるアフリカ市場を攻めようとする日系企業が増えていくからです。

成長性の高いアフリカはフランス語が話されている。

海外勤務の求人は日系企業による進出が盛んな時期が最も増えます。

進出して時間がたってくるとその国の言語に加えて実務的な面でも即戦力が求められますが、進出フェーズにおいては語学ができるだけで内定が出ることがある点が特徴です。

世界レベルで見ればフランス語ができる人材は3〜4億人いるそうですが、日系企業が欲しがるのは「日本人でフランス語もできる人材」です

日系企業はフランス語が話せるなら外国人より日本人を採用したがる

そうなると今の日本にどれだけライバルがいるでしょうか?

フランス語ができる日本人はもしかしたらそれなりにいるかもしれませんが、アフリカ圏での就業を目指してフランス語を勉強している人はほぼいません

実際、実はすでに先進的な日系企業はフランス語ができる人材の採用に動き始めていますが、今フランス語ができる人はアフリカではなくフランスをはじめとしたヨーロッパ圏に興味があることが多く、アフリカ求人には興味を持ってくれません。

日系企業のアフリカ進出は今後ますます本格化することでしょう。

その時にフランス語ができる人材は魅力的なポジションに就くことができる可能性が高いです。

ライバルを出し抜くなら今がチャンス!

中国語もニーズは根強くおすすめ

中国語を学ぶのもいい選択だと思います。

中国に対しては米中貿易戦争の影響もあり日系企業の投資も最近はやや低調ですが、その大きな市場は多くの日系企業にとって引き続き魅力的であり続けることでしょう。

中国が事業の柱であり続けるということは、引き続き中国語がビジネスにおいて重要な位置を占めるということです。

中国語ができる人材ニーズは高い

特に、日系企業は経理などお金を管理するポジションを外国人に任せたがらない傾向があるため、経理もできて中国語ができる日本人なんかは重宝されます。

あるいは、これまでは日本人駐在員がローテーションで中国法人をマネジメントしていましたが、コスト削減の目的で駐在員を減らし、代わりに現地採用の人材に切り替える動きが加速していくことでしょう。

そうした現地化フェーズにおいては優秀な中国人と同様に、中国語ができる日本人もまた貴重な戦力とみなされます。

最近はticktockの運営会社であるバイトダンス社など、中国系企業の日本進出も盛んなので、日本国内での中国語人材ニーズも旺盛

あとは、中国系企業にとっても日系企業はいいお客さんなので、中国語が話せる方であれば日系企業向けの営業をミッションとしたポジションで中国系企業に採用される可能性もあります。

先ほどアフリカについて述べましたが、中国はアフリカへの投資を積極的に進めています。

中国系企業のアフリカ進出はこれからも盛んに行われるはずですので、中国語とフランス語の両方が話せる人がいれば、アフリカ市場を狙う企業にとってかなり貴重な戦力となるに違いありません。

ニッチな外国語を学ぶ際に気をつけるべきこと

あくまでも転職の可能性を高めるという目的を考えた場合、学ぶ言葉を選ぶ上で気をつけたいことがあります。

それは、その言葉が使われている国や地域が今後経済的に大きく成長するのかどうかです。

日本人を欲しがるのは日系企業です。そして、日系企業が海外で人を採用するのはその国に拠点を作る(あるいは既に持っている)からです。

企業が拠点を作るのはその国が市場として魅力的だからに他なりません。

その国の人口があまりにも少ないなど、何らかの理由で今後の成長が大きく見込めない場合、企業はわざわざ拠点を作ることはしないでしょう。

ニッチすぎてニーズがない!ということにならないよう注意!

そうすると、せっかく語学を身につけたのに求人が出てこない、という事態が考えられます。

語学学習を自分への投資と捉えるならば、ある程度の経済成長が見込める国で話されている言葉を選ぶのが安心です。

やっぱり王道の英語を学びたいという方は

なんだかんだ言ってもビジネス上で最も使われるのは英語です。

英語ができない人はニッチな言語よりもまず英語から勉強するというのは間違っていません。

効率よく英語を学びたい!という方は以下の記事を参考にしてみてください。

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また、スキルの需要は常に変動します。

どんな言葉を話せればどんなチャンス(求人)があるのかをタイムリーに把握しておくことが重要なので、転職エージェントに登録しておき、語学力を活かせる求人があれば随時紹介してもらえる体制を作っておくことをオススメします。

どこに登録すれば良いか迷ったときは業界最大手のリクルートエージェントに登録すればOK。

無名なエージェントに登録する場合は求人が少なかったり勝手に履歴書を企業に送られたりするリスクがあるので慎重に。

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