・パラグアイで働きたいけど求人ってあるの?
・パラグアイで働くにはどうすればいいの?
こんな疑問にお答えしていきます!
私は転職エージェントでグローバル案件に携わっていますが、結論から言ってしまうとパラグアイ勤務の求人が出ることは非常に稀です。
貴重なチャンスを逃さないためにも情報収集しておきましょう!
パラグアイってどんな国なの?
以下、ジェトロのHP参照。
国名
パラグアイの正式名称を知らない人も多いと思いますが、正式にはパラグアイ共和国っていうんですね。
話されている言葉
公用語はスペイン語とグアラニ語。
グアラニ語とは南アメリカの先住民族の言葉で、パラグアイの人の88%が理解できるらしいです。
残りの12%は移民など外部から来た人でしょうかね?
と言っても今の国民の大半は先住民と移民の混血という方で、純粋な先住民の方は2%程度とのこと。
もし言語を学ぶならスペイン語のほうがメキシコなどでも使えるので汎用性は高そうですが、現地の文化を深く理解するためにはグアラニ語を学んでみても良いかもしれません。
ちなみに、スペイン語を学びたいならアイトーキーというアプリは使う価値ありです。
グアラニ語は講師が見つからないかもしれませんが、見つけられれば勉強できます。

人口
国家統計局によると、2018年時点で人口はおよそ705万人。
埼玉県の人口が733万人なので大体同じくらいですね。
首都のアスンシオンの人口は52万人。
これは鳥取県と同じくらいの人口です。
場所
パラグアイはブラジルやボリビア、アルゼンチンに隣接しています。
日本との時差は12時間。ちょうど地球の裏側にあるんですね!

経済
経済成長率は2%〜3%の間くらいをさまよっている感じです。
アセアン諸国の経済成長率は5〜10%ですから、これからどんどん伸びていく!というよりは、日本同様にすでにある程度経済的には成熟している国と言えるでしょうか。
外資規制
国によっては特定の産業を守るために外資の参入を制限しているものですが、オーストリアでは現地の企業も外資系企業も全て同等に扱われます。
かなりオープンな政策ですね。
日本との関わり
国交開始は1919年、そして1936年以降は日本からの移住も始まっています。
移住した日本人の方が現地で大豆を育て、パラグアイの中心的な輸出品にまで成長させたそうです。
全然私は関係ないですがなんだか誇らしい気持ちになりますね。
現在日本人は大体4000人〜5000人程度が住んでいます。
中国には12万人くらいの日本人がいることを考えれば少ないですが、パラグアイの人口を考えれば多いと言っても良さそうです。
日系企業の進出状況
外務省が発表している資料によると、日系企業の進出数は23社。
これは日系企業の進出が盛んなアジアの国々と比べると2桁少ない数字です。
日本人が海外で働く場合、日系企業が主な受け入れ先となることが多いため、日系企業がどれくらい進出しているかは仕事を探す難易度の高さに直結します。
これだけ少ないと日系企業以外も視野に入れて仕事を探す必要があるかもしれません。
パラグアイにはどんな求人があるの?
求人数は非常に少ない
パラグアイで働くチャンスは決して豊富にあるわけではありません。
海外で働くには海外駐在員として赴任する方法と、現地採用で働く方法がありますが、少なくともパラグアイ駐在の求人が出る可能性は極めて低いと言えます。
なぜなら海外駐在員を派遣するのは高いコストがかかることから、企業は駐在員の数を減らしたいと思っているからです。
加えて進出している日系企業数が極めて少ないので、そこで募集がかかる可能性は極めて低いと言えるでしょう。
私も10年近く転職エージェントでグローバル案件の支援をしていますが、パラグアイ駐在の求人は見たことがありません。
なので、狙うとすると現地採用の求人が中心になってきます。
現地採用の求人を狙うには日系の大手転職エージェントに登録をし、そこから海外拠点を紹介してもらうようにしましょう。
日本の法律上、エージェントの日本拠点で取り扱えるのは駐在求人のみなので、現地採用求人を紹介してもらうのは国際ライセンスを持っている海外の拠点を紹介してもらう必要があります。
シンガポールやロンドンなどにオフィスを持っているエージェントであれば国際ライセンスでパラグアイ勤務求人も(企業からの求人募集があればですが)紹介可能です。
基本的には日系の大手であればいずれかに拠点を持っているので問題ないと思います。
以下の記事でオススメの大手エージェントを紹介しているので、それぞれに登録しておき少ないチャンスを逃さないようにしましょう。

パラグアイの就労ビザについて
日本国籍を持っている人は90日間までの滞在ならビザ不要
パラグアイで働くためには現地で働く許可(いわゆる就労ビザ)を取る必要があります。
ビザを取るためには以下のような書類が必要となります。
ビザが下りる条件は国によって学歴や職務経験、業界などまちまちなんですが、パラグアイについては情報を見つけることができませんでした。
もし本気でパラグアイでの就業を希望される方は大使館に聞いてみると良いと思います。
パラグアイでの就労ビザ取得に必要な書類
パラグアイ移民局でのみビザの申請ができます。
申請に必要な書類:
- 申請書(パラグアイ移民局の申請窓口でのみ入手可能)
- 有効なパスポート
- 過去5年間居住した国の警察署から発行された犯罪経歴証明書(14 歳未満は除外)
- 出生証明書(戸籍謄本:一人につき一部)
- 職業免許又は職業証明書(任意)
- その他(パラグアイ移民局のウェブサイトにて確認)
上記の書類は最終的にパラグアイの宣誓翻訳者によって翻訳される必要があります。
パラグアイで働くためには少ないチャンスを逃さないことがポイント
パラグアイはアジアや同じ南米でもブラジルと比べると日系企業が進んでいないこともあり求人が多くありません。
働きたいと思ったタイミングでいつでもチャンスが転がっているわけではありませんので、その分、求人が入ってきたタイミングを逃さないようにすることが重要です。
そのためにはまず転職エージェントに登録しておくことが必須です。
海外案件に強い転職エージェント選びのポイント
海外案件に強いエージェント選びのポイントは3つ。
日系であること、大手であること、そして海外拠点を持っていることです。
海外勤務求人に強いエージェント選びのポイント
①日系であること
②大手であること
③海外拠点を持っていること
その理由については別の記事「海外勤務求人なら日系の大手転職エージェントを使うべき理由」で解説していますので参考にしてみてください。