・海外で働いてみたいけどどの国の求人が多いのか知りたい!
・働いてみたい国でちゃんと求人ってあるのかな?
海外で働きたい人のために、どの国の求人がどれくらいあるのか求人サイト上で調べてみたのでご紹介します。
結論から言えばアジアの求人が圧倒的に多いのですが、アメリカやヨーロッパなど、他のエリアでも少なからず求人を見つけることができました。
海外転職を希望する方は参考にしてみてください。

アジアはアセアン地域を中心に募集が活発
アジアではベトナムやインドネシア、タイでの求人が多いという結果となりました。
ちなみにベトナムは今回の調査国全体の中でも一番求人数が多かったです。

その理由としては、日系企業の進出が盛んなので、拠点の立ち上げや増員のために日本人を積極的に採用しようとしているからですね。
ベトナムに限らず、多くの日系企業にとってはアジアが海外事業の柱であり、その中でもアセアン地域に投資する企業が多いことから人材採用も活発なんです。
中国:73件
韓国:58件
タイ:110件
インド:36件
フィリピン:82件
シンガポール:122件
ベトナム:292件
インドネシア:170件
台湾:69件
香港:64件
その他アジア:442件
オセアニアは求人が少なめ
オーストラリアやニュージーランドといったオセアニア地域での募集は少なかったですね。
日系企業の進出数も少なく、あまり転職するチャンスは多くありませんので、貴重なチャンスを逃さないようにしたいですね。
オーストラリア:8件
ニュージーランド:3件
その他オセアニア:6件
北米〜中南米はアメリカ勤務求人が多め
北米〜中南米にかけてはアメリカが一番求人数が多いという結果になりました。
しかし、アメリカの場合ビザ(就労許可)を取るのが難しく、求人はあっても働く許可が国からもらえないということになりかねません。
アメリカ:56件
カナダ:7件
メキシコ:34件
ブラジル:14件
ヨーロッパはドイツ勤務求人が最多
ヨーロッパで最も求人数が多かったのはドイツという結果になりました。
これも日系企業の進出数が欧州の中では一番多いからですね。
フランス:10件
ドイツ:22件
イギリス:15件
イタリア:14件
その他ヨーロッパ:26件
その他のエリアではUAEで一定の募集あり
それ以外の地域だとあまり求人を見つけることはできませんでしたが、UAEとエジプトでは一定数の求人が出ていました。
UAE(アラブ首長国連邦):12件
エジプト:6件
結論:アジアが圧倒的多数
結論から言えば、海外勤務求人のほとんどはアジアの国々です。
基本的には海外勤務の求人を募集するのは日系企業であることが殆どなので、海外求人数はその国に進出している日系企業の数にある程度比例してくる他、現地での就労ビザの取りやすさなども影響してきます。

アメリカは数多くの日系企業が進出しているものの、トランプ大統領になってから外国人の受け入れに消極的になっているためビザがおりにくく、あまり求人数は多くありません。
また、中国も進出企業数は多いものの、昨今の米中貿易摩擦やコロナウイルスの影響で積極的な投資を控える企業が増えてきています。
また、中国の場合はそもそも進出してから20年以上経っている企業も多く、そうした企業では現地の方を採用すればビジネスが回るようになっています。
つまり、わざわざ日本人を採用する必要性がないことから求人数が多くない、ということもあります。
一方、ベトナムはまだまだ中国やタイに比べると進出している企業数は多くないものの、これからの注目度が高い国ということもあり、各社積極的に求人を出している様子が伺えますね。

まとめ
海外未経験の人が海外勤務求人で転職したい場合、狙うべきはアジアです。
海外転職を目指している人はこちらの記事も併せてお読みください。
