私はとあるSaaSのPdM(プロダクトマネージャー)として働いており、日々担当プロダクトを進化させるべくプロダクトのあるべき姿の検討やいろんな機能の開発検討・検証などをおこなっています。
責任の大きな仕事でもあるのでPdMに興味がある方も働き方が心配な方もいらっしゃるかもしれません。
そんな方向けに私自身の働き方についてご紹介できればと思います。
勤務時間
私は大体毎日8時から17時まで働いています。
子供が生まれたばかりということもあり子供の生活リズムに合わせる必要があることからもしかすると他のPdMの方よりもやや働いている時間帯が早目かもしれません。
ウチの会社では定時が設定されておらず自由に働く時間を決めることができるので上記の時間で働いています。
仕事までの流れは朝6時に起き、顔を洗って洗濯物を畳み、朝ごはんの用意をして先に自分だけ食べます。
奥さんと子供が7時に起きてくるので、7時〜8時まで子供の面倒を見てから仕事に取り掛かる感じです。
基本的に在宅勤務なので通勤時間はリビングから仕事場に移る5秒程度。
昼休憩のタイミングも自由に決められるのですが、ミーティングの予定にもよるものの自分で調整できる日は11時半〜12時半で休むようにしています。
朝ご飯を6時半くらいに食べるので11時半にはお腹が空いてくるのと、午前と午後の労働時間のバランスを考えてその時間に休憩するのが個人的にバランス良く感じています。
仕事を終えるのは17時ごろです。
子供を19時にお風呂に入れないといけないので、17時すぎから夜ご飯を食べて18時から食器を洗い、18時半からお風呂を溜め始めて、という感じで分刻みでやるべきことがあるので極力残業はしないようにしています。
ただ、会議が18時に終わることもありますし、どうしても緊急で対応しないといけないことがある場合には20時くらいまで働くことはあります。
どちらかといえば残業するなら夜よりも朝したいタイプなので、普段8時から働き始めるところを7時から働いたりして調整してます。
会議の数
私の場合には毎日およそ3〜5つ程度の会議が入っています。
少ない日は1つも入っていない時もありますし多い時は7つくらい入ったりしますので平均が3〜5つという感じですね。
会議の内容としては営業、マーケ、IS、CS、開発など組織の機能軸でそれぞれのチームとの定例会議があったり、その時々で抱えているプロジェクト・案件のメンバーでの会議があったり。
他にも上司や同僚との1on1もやってますね。
基本的にはチャットのコミュニケーションで事足りることが多いもののミーティングをした方が早く進むこともあるので目的によって使い分ける形です。
会議は長いと1時間枠で入れますが、多くの場合は1回30分枠で設定しますし用件が早く終わればもっと早く解散するので会議の数が多いからといって必ずしも労働時間が長くなるわけではありません。
プロジェクトや案件の数
日々どれくらいの数のプロジェクトや案件を抱えているのかについてご紹介します。
プロジェクトや案件によって関わり方や関わる深さが異なるのでカウントするのが難しい面もあるのですが、ある程度大きなもので言えば常時3つ程度、さらに細かな機能開発案件が3つくらいあるイメージでしょうか。
それぞれの案件について自分が常にボールを持っているわけでもなく、開発側やら法務やら関係者側でタスクを進めてもらっている期間もあるのでそれらの案件全てで毎日多くのタスクをこなしているわけではありません。
ただし、常に複数の案件が動いているため気がつくと自分側で案件がスタックしてしまっているなんて状況にもなりかねないので各案件の管理は結構気を使います。
残業時間
毎月の残業時間はおよそ10〜20時間程度です。
PdMの中では比較的残業が少ない方かもしれません。
私の場合、子供が小さいこともあり家庭の優先度を上げているため残業は極力しないようにしていますが、それでもどうしても残業ゼロにすることは難しいです(私のスキルが高ければできるのかも)。
正直言えばもっと働かないとプロジェクトの進み具合が遅いなと感じる面もありますし、検討すべき事項を全て徹底的に考え抜けていない課題感も感じているので個人的にちゃんと納得できるレベルで仕事をしようと思ったら毎月50〜60時間は最低でも残業必要な気がしてます。
忙しい時期・タイミング
PdMとして働く中でどんな時に忙しくなるのかご紹介していきます。
障害や不具合が起きたとき
プロダクトの障害や不具合が発生したら瞬間的にタスクに忙殺されます。
障害の内容や範囲の確認、クライアントへの一時報告などを一刻も早くこなさなければならず、クライアントへの広報を担当するカスタマーサクセスと障害内容を把握する開発との橋渡しを担うことになります。
障害の場合には問答無用で最優先のタスクとして進めるのである意味単純とも言えます。
判断が必要なのが不具合で、不具合のレベルなどによって今進めている他の開発案件との優先順位を決める必要があります。
仮に先に進めている案件よりも先に不具合対応を進める場合には進めていた案件のリリース予定日を後ろ倒しにする必要が出てくるので、そうするとまたクライアントへの広報なども必要になってきます。
大型の新機能検討が大詰めの時
小規模な開発案件であればそこまで問題はないのですが、新規性の高い大きな機能の開発になると事前の検討や検証ポイントが多くなり、目標としているリリース期限に間に合うようにプロジェクトを進めるのはそれなりに忙しいです。
急に新しいプロジェクトが立ち上がった時
自らが進めているプロジェクトとは別に、自分の知らないところで進んでいたプロジェクトが急に降ってくるケースもあります。
そうしたプロジェクトは基本的に大型でやらないといけないことが多かったりするので急にプロジェクトが入ってくると忙しさが3割増くらいになりますね。
休日出勤
私自身は過去休日に働いたことはありましたが、それはPdMとしての仕事ではなく兼務していた他の仕事のためだったのでPdM単体で見た時に休日に働いた経験は今のところないです。
ただ、今後仮に大規模な障害が金曜日や祝前日に発生した場合には休みの日にも対応方針を決めるためにミーティングをする必要が出てくるかもしれません。
夜間対応
夜間に対応した経験は今のところありません。
炎上した案件の対応で22時ごろまでやりとりが続いたことはありますが日を跨ぐようなことはないですね。
まとめ
プロダクトマネージャーがどんな働き方をしているのか少しは参考になったでしょうか?
私の場合には子供が小さく育児の優先度を上げていることもあり私の例を全てだと思わないで欲しいのですが、比較的自分のペースで働けておりプライベートな時間との両立もできているので一つの事例として参考にしてもらえると嬉しいです。