転職エージェントって何社に登録すればいいの?
こんな疑問にお答えします。
結論から言えば、転職エージェントは3社〜5社くらいは登録しておくことをオススメします。
魅力的な求人の取りこぼしを防ぐことができるのが最大のメリットですが、他にも理由はあります。
私自身、転職エージェントで10年ほど働いてましたのでその経験をもとにエージェントを複数利用するメリットとデメリットを解説していきます。

複数のエージェントに登録するメリット
転職エージェントを一社に絞らず複数登録するメリットはいくつかあるので順番に説明していきますね。
魅力的な求人に出会える可能性が高まる
複数のエージェントに登録することで、そのエージェントでしか扱っていない求人も紹介してもらうことができるのはメリットの一つと言えます。
どうせどのエージェントも同じ求人を扱ってるんでしょ?と思われるかもしれませんが、実は求人ラインナップは全然違います。
私は試しに大手の転職エージェント三社から紹介された求人の重複率を検証したところ、およそ10件に1件程度しか求人は被っていませんでした。(詳しくは以下の記事をご覧ください)

もし一社しか登録していなければ、他の数十件〜数百件の求人とは出会うこおがなかったということになります。
企業は外部から人材を採用する際、特定のエージェントにしか求人を依頼しないことも多くあるので、そうした求人を取りこぼさないようにするためにも複数登録しておきたいです。
複数の情報源を持つことで客観性や信憑性を担保できる
転職に不慣れな人は転職エージェントにキャリアの相談や求人の相談をすることも多いと思います。
しかし、転職エージェントの意見も人それぞれなので、1社しか使わないとそのエージェントの意見が全てになってしまいます。
例えば、「急いで転職した方が良い」とアドバイスする人もいれば、「今はまだ転職しない方が良い」と言うエージェントもいるはずです。
それぞれ色んな意見や情報をもらうことで、より自分が納得できる決断をできるようになります。
転職エージェントの中には強引に転職を進める人もいるので、そうした悪徳業者の言いなりにならないためにも複数登録しておくのが安心です。
複数のエージェントに登録するデメリット
続いて、複数の転職エージェントに登録するデメリットについて解説していきます。
登録が面倒
利用する社数分、登録の手間が発生してしまうのは確かに面倒です。
とはいえ、一社につき3分程度で登録は終わるので、三社登録しても10分で終わります。
より良い転職先を見つける上ではこの手間を惜しんではいけません。
個人情報が流出するリスクが高まる
同業としてお恥ずかしい話ですが、転職エージェントの中には倫理観ゼロの人も混じってます。
例えば、応募するなんて言っていない企業へも勝手に履歴書や職歴書を提出して話を進めるようなことがあります。
「どんどん俺のことを企業に提案してくれ!」と言うタイプの人もいるので、そう言う人なら勝手に応募されていても良いかもしれませんが、大抵は許せないですよね。
なので、そうした個人情報の流出が不安な人は大手だけ登録すればOKです。
大手なら「プライバシーマーク」を取得しており、個人情報の扱いは安心できますよ。
逆に中小や外資のエージェントはコンプライアンス面でのリスクが高くなります。
やりとりが多くなり面倒
エージェントの数だけ窓口が増えることになります。
「あれ?この企業ってどのエージェントから応募してたっけ?」みたいに忘れることも出てきます。
たまに「あの企業の選考結果ってどうなりました?」と他のエージェント経由で応募した案件について間違えて連絡されることもあります。
基本的に大手のエージェントであれば、マイページ上で案件管理ができるので、どの案件を紹介されてどの求人に応募したのかがわかるようになります。
各社のマイページのログインIDとパスワードは忘れないように控えておきましょう。
要らないメルマガが沢山届く
エージェントに登録すると定期的にメルマガが配信されてくることが多いです。
メルマガに埋もれて大事なメールを見落としかねないほど大量にくるので、エージェントに登録したらすぐにメルマガ配信停止処理をしておきましょう。
転職エージェントは3社〜5社登録しよう
転職活動を始めるなら、転職エージェントは3社〜5社登録しておくことをお勧めします。
リクルートによると、転職活動を成功させた人の平均登録社数は4社だそうですが、感覚値としてもほとんどの人が3社〜5社程度のエージェントを利用しています。
⇨オススメ記事:誰にでもオススメできる転職エージェント4社を厳選