ここではボストンコンサルティンググループを辞める人がどんな理由で退職していくのかを紹介していきます。
ボストンコンサルティンググループは通称BCGやボスコンと呼ばれている、世界的な戦略系コンサルティングファームの大手。
大手と言ってもアクセンチュアなど他のコンサルに比べると規模は全然小さいですが、マッキンゼーとならんで知名度は世界最高峰といえるでしょう。
本屋さんにいけば、「BCG流●●」のようなタイトルの本をいくらでも見つけることができます。
それだけビジネスパーソンにとってブランドバリューのある会社ですし、転職先としても非常に高い人気を誇ります。
そんな同社をどういう理由で退職していくのかを知っておくことは、転職によるミスマッチを防ぐ上で重要な意味を持ちます。
ただ、ここで紹介する内容はあくまでも働いていた人の意見であり、人によって感じ方が違ったり時間経過によって環境が変わっている可能性があること予めご了承下さい。
退職理由の例
事業会社へのキャリアチェンジのため
ボスコンで働く人が同社を退職する理由で特に多いのが事業会社へのキャリアチェンジ目的です。
コンサルは事業会社ではないのか?という声も聞こえてきそうですが、ここでいう事業会社へのキャリアチェンジとは、コンサルの立場でクライアントに提案する仕事から自社の経営課題を解決するための仕事にチェンジしたい、という意味合いです。
コンサルという立場では最終意思決定者にはなれず、戦略の実行フェーズにも関われません。
そうした立場にもどかしさを感じたり、コンサル経験で培ったスキルを別の形で生かしてみたいと考える人が多いです。
ワークライフバランスの改善のため
ワークライフバランスの改善を目的に退職する割合もかなり高めです。
プロジェクトアサイン中は毎日夜中まで働き土日も仕事という状態が続きます。
そうした働き方を今後も続けていくことが難しいと考えて転職していく人は多くいます。
コンサルの仕事に飽きたため
コンサルのプロジェクトをひたすらこなしていくことに飽きてしまって退職するケースもあります。
この理由の場合には事業会社へのキャリアチェンジをするか自分で起業するパターンが多いです。
会社から評価されなかったため
BCGに転職したものの、思うように成果を残せず評価されない状況が続いてしまっていることが原因で退職するケースもあります。
あまりリストラされるという話は聞きませんが、評価されない状況で働き続けることは精神的に厳しいのだと思います。
元々が優秀な人たちの集まりですし、その中で目立った成果を上げることが難しいということもあるでしょうし、コンサル経験者ではなくメーカーなどから転職してきた人にとってはコンサルという仕事の進め方や成果の出し方が上手く掴めずに苦戦する人もいます。
仕事内容が自分に合うかどうかはしっかり見極めたほうが良いかもしれません。
BCGへの転職は失敗なのか?
BCGで経験を積む目的意識が明確にある人であれば転職して後悔することはないでしょう。
世界最高峰のコンサルティングファームで働くことによって得られるスキル、人脈、肩書は今後のキャリアに大きくプラスになります。
ただ、将来的に事業会社へのキャリアチェンジを前提とした転職の場合には生活水準は上げすぎない方が良いです。
BCGの給与水準はメーカーなどと比べてかなり高いので、BCGから事業会社へと転職する際には大きく年収を落とさないと転職することは意外と難しいです。
BCGの給与水準に合わせて生活水準まで引き上げてしまうと、給与が足かせになって思うように転職活動が上手くいかない可能性もあるので注意しましょう。
BCGへ転職する方法
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