外資系企業

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングジャパンへの転職は失敗?主な退職理由と転職方法

ここではユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング株式会社で働く社員がどんな理由で退職していくのかについて解説します。

同社の事業内容はパーソナルケア、ホームケアのマーケティングおよび営業、受注管理などのカスタマーサービス、食品のマーケティング(引用元:ユニリーバHP

退職理由の例

キャリアアップに時間がかかりすぎるため

年功序列の風土が嫌で退職していくケースがあります。

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングは外資系企業の日本法人という位置づけですが、日本法人の歴史も長いということもあってか風土が日本的な面もあるようです。

一般的な外資系企業のイメージでは実績次第で若くして昇進していける環境を思い浮かべますが、日本法人の設立から何十年と歴史のある外資系企業では日系企業に人事慣行も近づいていく傾向があります。

外資系企業へのイメージが先行してしまうと入社後にギャップを感じる可能性があるので注意しましょう。

業績の悪化によるキャリア不安

同社はコロナの影響もあってか業績が悪化し、それによって転職をする人も出てきました。

業績が悪化すると、給与ダウンやリストラのリスクが高まりますし、実際に給与が下がってから転職活動をすると転職時にも不利になることが多いため早めに動く人も出てきます。

日本市場への投資が少ないため

外資系企業の場合、どの国を重要な市場と捉えるかによってその国の法人におくポジションの種類や数も違ってきます。

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングで働く人の中には、同社が日本を重視しなくなってきていると感じる人もおり、そうなると人員削減も行われますし、キャリアアップのチャンスも少なくなります。

日本は人口が減少フェーズに入っていますし、同社の消費財という事業ドメインは間違いなく人口減少の影響を受けますので中長期的にはますます日本市場の重要性が下がっていくことでしょう。

日本法人がなくなることはないかもしれませんが、今以上に規模が大きくなっていくかどうかというと現実的にはあまり考えにくく、規模が大きくならない限りは上の役職に就ける可能性も少なくなります。(上の人が退職しない限りは上に上がれないからです。)

日系企業へ転職するため

外資系企業で長く働いてきた人が最後は日系企業のために働きたいと考えて転職するケースは珍しくありません。

いくらユニリーバが日系化しているとはいえ、日本に本社機能が置かれているわけではない以上、やはり日系企業とは根本的に異なります。

日系企業で日本のためにこれまでのスキルや経験を還元していきたいと思う外資勤務経験者は特に50代以上の方に多いのですが、20代〜30代の方の中にもキャリア的な観点から日本本社の企業の方が良い経験を積めると考えて日系企業を希望するケースもあります。

英語力がないとキャリアアップできない環境であるため

ユニリーバはマーケティングが強い会社ですが、外資系企業のマーケッターとしてキャリアを作っていくには高いレベルの英語力が必要になります。

英語力に自信がないマーケ系の人にとっては英語力を早急に上級レベルまで引き上げるか、英語力がそれほど必要ない日系企業へ転職するのが選択肢の分かれ目となります。

ワークライフバランスの改善のため

職種や時期にもよるとは思いますが、慢性的なハードワークで疲れた人が退職するケースもあります。

外資系企業ということもあり、職種によっては本国とのコミュニケーションが頻繁に発生しますし、その場合には本国の時間に合わせることになります。

その結果早朝や深夜のミーティングがあったりするとプライベートとのオンオフの切り替えがうまくできずにストレスに感じる人もいます。

価格競争がつまらない

ユニリーバが扱う製品はリーズナブルな消費財がメインであり、高級時計のような嗜好品とはジャンルが異なります。

その結果、マーケティングや営業の人からすると勝負のポイントが価格になりがちであり業務的に面白味にかけると感じる人もいるようです。

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングへの転職は失敗なのか?

ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティングに転職する上では気を付けたいポイントがいくつかあると思います。

一つが外資系企業への憧れから転職しないこと。

ユニリーバは外資系企業ですが、すでに日本で事業を始めて長い歴史を持っており、すでに社風はある程度日系企業に近いものとなっている面もあります。

日系企業の風土が嫌で外資系企業への転職を希望している人にとっては転職しても解消しない可能性があるので気を付けましょう。

もう一つが将来性です。

すでに事業としては成長フェーズではなく成熟フェーズに入っており、今以上に急激に組織が大きくなることはおそらくありません。

キャリアアップを考えるなら、成長中の組織の方が新たにポストが新設されるため有利です。成熟している企業では上にいる人が辞めない限り昇進できないので時間がかかるというデメリットがあります。

こうした環境であることを踏まえてそれでもチャレンジしてみたいという方であれば転職してもギャップを感じることはないでしょう。

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