海外勤務

転職してレバノンで働きたい人集まれ!求人の探し方を教えます

レバノン
この記事はこんな人向け

レバノンで働いてみたい!どこで求人を探せば良いの?

こんな疑問にお答えしていきます。

レバノンはまだまだ企業の進出が少ないこともあり、求人は極めて少ないのが現状です。

その貴重なチャンスを逃さないようにするには、現地企業に直接問い合わせるか、海外案件に強い転職エージェントの力を借りるのがオススメです。

詳しく解説していきます。

レバノンの求人について

レバノンで働く男性

レバノン勤務の求人を調べてみると、全然募集中の案件がないことがわかります。

「レバノン 求人」と検索してみると、かろうじて以下の2つの求人を見つけることができました。

レバノン勤務の求人例

募集元:JICA

募集要件:英語力、関連業務経験5年以上、4大卒以上

業務内容:

(1)レバノンの国家開発計画やシリア危機対応に係る各種Response Plan等をレビューし、政策課題や支援ニーズを把握する。
(2)シリア危機対応および対レバノン支援に関連するドナー会合やレバノン政府が主催するセクター会議への出席等を通じ、ドナー間の調整・JICA事業の周知や情報収集を行う。
(3)在レバノン日本大使館、JICA帰国研修員同窓会等と協力しつつ、レバノンの社会経済サービス強化に資する案件形成を行う。なお、形成にあたり、複雑なレバノンの政治体制・行政機構を把握し、可能な支援手段を十分に検討し、レバノン側、日本大使館、同窓会、JICA本部も含めた関係者間での調整を図ることとする。
(4)JICAが実施する各種事業の実施監理・促進については、JICA本部関係部署とも調整・連携しつつ、レバノン側関係機関や国際機関等連携先と情報交換・協議を行うこととする。なお、必要に応じ、調達業務も行うこととする。
(5)JICAのレバノンにおける活動に必要なロジ業務を、レバノンにて勤務する在外専門調整員と協働し実施する。
(6)レバノンおけるJICA事業に関する広報を行う。
(7)その他、上記業務に係るJICAシリア事務所の支援業務を行う。
(8)上記業務遂行のため、JICAヨルダン事務所内で執務するJICAシリア事務所から、レバノンを主とする近隣国への出張を行う。

参照URL:https://partner.jica.go.jp/RecruitDetailSubscription?id=a0L7F00000EE75SUAT

このJICAの求人は過去に募集されていたものであり、すでに募集は終わっていますし、そもそも流石に求められるスキルや業務内容の難易度が高すぎますね。

他にも、レバノンでの料理長求人も見つけることができました。

レバノン勤務の求人例②

ポジション:和食料理長(すしシェフ)

勤務地:レバノン(ベイルート)

応募要件:

・日本で寿司職人としても経験がある方
・日本語/英語ビジネスレベル(社内外で使用するため)
・フランス語が出来る方歓迎!(現地の公用語のため)

年収:60,000USドル(日本円にしておよそ600万円)

参照URL:https://kamome.asia/job_search/77297

こちらも仕事内容や応募要件からしていわゆる一般的な会社員では難しい求人です。

なぜ営業や経理、事務といった一般的な求人が見つからないのでしょうか。

レバノンの求人が見つからない理由

レバノン勤務の求人を待つ男性

なぜレバノンの求人はこんなにも見つけられないのでしょうか。

理由は2つあります。

日系企業があまり進出しておらず求人数が少ない

日系企業の進出数は求人の見つけやすさと大きく関わってくるのでかなり重要な数字です。

ジェトロによると、レバノンに進出している日系企業はわずかに8社のみ。

中国に進出している企業数が3万社であることを踏まえると、いかに少ないかお分かり頂けるかと思います。

レバノンは内戦以前には中東のパリとも呼ばれるほど繁栄しており、日系企業も80社ほど進出していましたが内戦を機に多くが撤退しました。

2011年には日系企業は2社にまで減少し、その後平成29年には8社に増加しているものの、いずれにせよかなり少ないと言わざるを得ません。

その国で働く求人を探す場合、最低でも300社程度は進出していないと求人を見つけることはかなり困難を強いられることを覚悟しておきましょう。

レバノンは人口が600万人弱と少なく市場としてあまり大きくないことから、企業が拠点を作るメリットが現時点では乏しいのかもしれません。

ただし、香港やシンガポールのように人口が少なく資源が乏しくとも、外資を積極的に受け入れることで経済成長を果たした国もあります。

レバノンも今後の政策次第では進出する企業が増える可能性は十分にあるでしょう。

その際には拠点の立ち上げに際して外部から人材を採用する動きも活発になるはずです。

求人が公開されることなく採用される

企業にとっては経営戦略上重要なポジションの採用はあまり公にしたくありません。

海外拠点の設立に伴う採用など、海外拠点に関わる採用は競合に知られたくない企業が多いんです。

その結果、求人広告のような誰でも見ることが出来るオープンな場で採用せず、応募条件を満たす特定の人物にだけ求人を紹介することで内密に採用活動が行われることが一般的。

なので、ネット上で「レバノン 求人」などと検索しても見つからないんですね。

レバノン勤務の求人の見つけ方

レバノンでの勤務先

レバノンで働けるチャンスは決して多くありません。

貴重なレバノン勤務のチャンスを見つけるには2つ方法があります。

それが、現地法人に直接問い合わせる方法と海外に強い転職エージェントに登録する方法です。

レバノン勤務求人を見つける方法は2つ

①レバノンの企業に直接問い合わせる

②海外案件に強い転職エージェントに登録して求人紹介を依頼する

現地企業に直接問い合わせる

まず、レバノンの企業に直接問い合わせる方法。

これは、現地の企業をリストアップし、企業ホームページの採用問い合わせフォームなどから応募したい旨とレジュメを送付して連絡を待つ方法です。

ホームページ上では「募集していません」と書いてあったり、そもそも採用ページを作っていない企業も多いと思います。

でもそれは単に更新していないだけというケースや、裏では転職エージェントに採用を依頼しているケースもあるのでやってみる価値はあると思います。

海外案件に強い転職エージェントを利用する

続いてが転職エージェントを使うやり方。

海外勤務求人を探すなら転職サイトよりも転職エージェントがオススメです。

理由は企業が内密に採用活動を行うことが多いから。

先ほども書いたように、企業としては海外拠点の戦略が外部に出ないように転職エージェント経由でこっそりと採用活動を行うことがよくあります。

なので、転職エージェントに登録しておき、求人が出てきたら紹介してもらえる状態にしておくのです。

とはいえ、どのエージェントでも良いわけではありません。

海外案件に強い転職エージェントを利用しなくては意味がありません。

転職エージェントを利用する際の注意点

転職エージェントを使う際の注意点が1つだけあります。

登録や面談のタイミングで「レバノン勤務しか考えていません」と伝えるのは絶対にやめましょう。

エージェントは今どこも人手不足で、年々増加する転職相談全てに等しく対応することが難しい状況です。

「レバノン勤務求人」というほとんど市場に出てこない求人へのこだわりを感じさせてしまうと、サポートを受けられないリスクがあるのです。

登録時や面談時には希望勤務地を間違いなく聞かれます。

希望勤務地を聞かれたら「レバノン勤務が第一希望ですが、幅広く検討可能です」と伝えるようにしてください。

希望に合わない求人も多く紹介されることになると思いますが、それはスルーすればOKです。

海外案件に強い転職エージェント選びのポイント

海外案件に強い転職エージェントである条件は以下の3つです。

海外勤務求人に強いエージェント選びのポイント

①日系であること

②大手であること

③海外拠点を持っていること

これらの条件を満たす転職エージェントはいくつかありますが、最もオススメなのはリクルートエージェント。

業界最大手であり、求人数も転職支援実績も1位です。そしてそれは海外案件も例外ではありません。

海外案件は全体で見ると非常に少数。だからこそより多くのクライアント企業を抱えるエージェントを利用し、貴重なチャンスをとりこぼさないようにすることが重要です。

詳しくは【レビュー】リクルートエージェントを使うメリットとデメリットを解説を参考にしてみてください。