転職活動

転職でキャリアアップを目指す人にオススメの業界は?

キャリア成功のコツ
本記事が解決する疑問や悩み

キャリアアップしたいけどどんな業界を選べばいいのかわからない

年収を上げるにはどの業界を選べばいいの?

転職して役職を上げていきたい!

本記事の内容

転職でキャリアアップを実現するためには業界を見定める必要があります。チャンスの多い業界もあれば少ない業界もあるので、その見極め方をお教えします。

本記事の信頼性

私は転職エージェントでの経験から、どんな転職で年収が上がるのかや役職を上げやすい企業の特徴を理解していますので、その経験を元にシェアさせていただきます。

転職すべき業界の特徴

伸びている業界はポジションが多く出世しやすい

出世したい人におススメなのが成長性の高い業界です。


なぜなら、成長性が高い業界は必然的に各企業の業績が良く、組織が大きくなっていくからです。

実は、出世するにあたっては成果を挙げることよりも組織が大きくなるという点が極めて重要なのです。

というのも、組織が大きくなると管理職の数がどんどん不足してくる為、若手でも管理職に抜擢されやすくなるのです。


いくら成果を挙げていようとも、業界が成熟していると企業の成長の止まり、40代の中間管理職ばかりが多くて若手がそのポストが空くのを待つという構図になってしまいます。

裁量の大きなポストに就きたいなら、成長中の業界に身を置くことを強くお勧めします。

仮に転職した企業自体が業界の中で上手くいっていなくとも、業界経験を活かせば競合他社への転職は難しいことではありません。


むしろ、成長している企業は即戦力人材が枯渇しているので、来てほしいと声がかかることもあるでしょう。

高い成長性を誇る業界は?

今後の成長を考えればおすすめなのは介護業界です。

昔は技術大国日本などと呼ばれ、高度経済産業機を支えた電機メーカー(パナソニックやシャープなど)が経済のけん引役でしたが、既に技術は欧米は勿論、中国などの新興市場でも日に日に高まってきており競争力をそがれてきています。


また、IT業界は成長分野ですが、こと日系企業に関して言うと微妙です。

既にITインフラをマイクロソフトやグーグル、アマゾン、Facebookといったアメリカ勢に抑えられており、日本これからその領域でトップを獲ることは至難の業でしょう。(逆に言えば外資に転職するのならIT分野はありかもしれません。)

そんな中、日本が世界に先んじてノウハウを蓄積している分野があります。

それが介護です。日本は世界の中でもいち早く高齢社会に突入しました。

その結果、介護ビジネスは目覚ましい成長を遂げており、既に日本で10兆円規模にまで大きくなっているのです。

先進国はどこもこれから高齢社会と向き合うことになるのは必至です。

日本が真っ先にそこのノウハウを蓄積していることで、日本だけでなく世界に(物理的にではありませんが)輸出できる産業になる日も近いのではないでしょうか。

参考記事:特別なスキルのない人ほど介護業界に転職するメリットが大きい理由

市場規模が大きい業界は将来仕事探しに困らない

続いてのポイントは市場規模の大きさです。

同じ成長性なら市場規模が現時点で大きかったり、今後市場が大きくなる見込みの業界を選んだ方が良いです。

市場規模が大きいという事はそれだけ汎用性のあるスキルを身に着けられる(=転職しやすい)という事になるからです。

私はこれまでに1000社以上の企業から話を聞いてきましたが、どの会社も「うちの業界は特殊だからさ~」というセリフを口にします。

つまり、企業からすると同じ業界で経験を積んだ人しか即戦力とはみなさないことが多いのです。

もし1社で独占しているような極めて小さい市場の場合、その会社の業績が悪化した時点で経験をフルに生かせる業界は存在しなくなります


そうすると転職が困難になるか、転職できたとしても即戦力性が欠けるとして不利な条件で転職をせざるを得なくなるかもしれません。

そうしたリスクを回避するためには、あらかじめ市場規模が大きい業界を選ぶことで雇用の安定性が期待できるでしょう。

市場規模が大きい業界は?

市場規模で選ぶなら自動車関連がおすすめです。


単純な市場規模だけでいえば、小売や卸売、外食産業も大きいのですが、それらは参入障壁が低く競争が激しいことから、安定性や給与水準の兼ね合いから自動車産業が良いと思います。

自動車産業とは、トヨタやホンダといった完成車メーカーをピラミッドの頂点として、Tier1、Tier2といった部品メーカーを含みます。

仮に1社が倒産したとしても、同業界内であれば製品や技術の知識が使えることから転職しやすく、また、比較的日本の競争力が高い分野である為、業界自体の安定性や給与水準も悪くありません

利益率が高い業界は年収が高い

年収を上げていきたい人におススメなのは利益率が高い業界を選ぶことです。

年収は中小企業よりも大手企業の方が高く、日系企業よりも外資系企業の方が高い傾向がありますが、一番給与水準を左右するのは実は業界の違いです。

そして、なぜ業界が違うと給与水準が異なるのかというと、儲かりやすい業界と利益が出しずらい業界があるためです。

利益が出しやすい業界は従業員に高い給料を渡すことが出来ますが、利益が出ない業界にとっては従業員の給料はコストとして出来るだけ減らしたい対象となります

どれだけ利益の出ない会社で頑張ろうが、利益の出ている業界でだらけていた方がはるかに稼げるのが現実です。

利益率が高い業界は?

利益が出やすいのは製造や流通コストがゼロ、若しくは極めて少ない金融やIT業界です。

後は価格が国によって定められており一度製品を開発すれば特許で独占できる製薬業界も同じく利益が出しやすい業界と言えます。


但し、利益率の高い業界は高い専門性というベースの上に成り立っているので、そもそも転職が難しい他、転職できたとしてもキャッチアップするために相当努力しなくてはなりません。

景気に左右されない業界は安定性が高い

最後に、安定性を求める方におススメなのは景気変動に強い業界です。

ここ数年は日本の景気が比較的堅調であったためあまり意識することもないかもしれませんが、リーマンショックの直後は転職希望者であふれかえる反面、採用したい企業は激減しており、完全に買い手市場だったのです。


そうした経済危機に際して業績が悪化すると、企業は大規模なリストラをすることになるのですが、もし40代以降でリストラされた場合、他の企業への転職がかなり困難になります。

20代であれば業界を変えて転職することも可能ですが、年齢が上がるにつれて同じ業界内でしか評価されなくなってくるのです。


しかし、その反面同業他社も軒並み業績が悪いので外部から人を採用するつもりが無いとなると転職すること自体が不可能になってしまいます。

経済学的には好景気と不景気は必ず繰り返すことになりますので、いまの転職希望者に有利な売り手市場から逆転するタイミングがどこかで来ると思います。


次のリーマンショックが来ても影響を最小限に食い止めるには景気変動に強い業界に転職することが重要です。

マイナビエージェント
転職情報サイトに載っている求人がすべてではない。転職エージェントを使うのが賢い転職方法!35年以上の歴史あるマイナビの人材紹介【マイナビエージェント】なら大手・有名企業から隠れた優良企業まで太いパイプを持っているので、転職を成功させたい方はぜひ登録をオススメします。

景気に左右されない業界は?

製薬や医療機器業界が該当します。


リーマンショックの後に影響が少なかったのが製薬や医療機器業界です。

景気が悪くなるとデパートでの買い物は控えるようになるかもしれませんが、景気が悪くなったからと言って病気になるのを避けられるものではありません。

なので、医療に関する業界は景気が悪くても需要が安定しており、
その分雇用も安定している傾向
があります。

まとめ

あくまで全体感の話であり、結局は企業ごとに精査していく必要はあります。求人は求人サイト上に出ているものはほんの一部なので、情報収集に当たっては転職エージェントに登録してみることをおススメします。

お勧めの転職エージェント
誰にでもオススメできる転職エージェント4社を厳選 本記事で解決する疑問や悩み ・転職エージェントがたくさんありすぎて、どこに登録したら良いかわからない こんな疑問を解消します。...