離職率の高い職場で働くのはデメリットもあればメリットもあります。
基本的にはデメリットの方が目立ちますがメリットにも目を向けることで求人の見え方もこれまでと違ったものになるはず。
今回は離職率の高い企業に転職するデメリットとメリットを順番に解説していきます。
デメリット
メンタルや体調を壊すリスクがある
離職率が高い職場というのはパワハラや長時間労働が常態化していることも多く、そうした職場で働くことメンタルや体調を壊してしまうリスクがあります。
仮に身体を壊したりメンタルを病んでしまうと病んでいる期間が大変であるのに加え、回復した後の転職活動にまで影響がある点に注意したいところです。
というのも企業は過去にメンタルを壊して休職した人を避ける傾向が強いのです。
そうなるともう一時的な問題ではなくなく生涯のキャリア形成に重大なリスクと言っても過言ではありません。
すぐまた転職できない
離職率の高い職場に入ってしまって「失敗した」と感じたとしてもすぐまた転職することが難しかったりします。
これもまた選考を受ける企業側の印象がよくないため。
企業は選考の時に今の職場でどれくらい長く働いたかを評価しますので、短期間でやめようとしている人材は高確率で不合格とする傾向があります。
つまりもし大変な職場に転職してしまったとしてもある程度長く働かなくては転職もままならないということなのです。
辞めた人の業務までこなさないといけなくなる
誰かが退職するとその辞めた人が担当していた業務を他の誰かがやらなくてはなりません。
離職率の高い職場ではそうした業務負荷がかかりやすくなるので、なかなか自分の本来の業務に集中できず残業が多くなったり専門外の仕事をやらざるを得なくなる可能性も高まります。
業務量が増えるのは体力もメンタルも消耗しますし、本来の自分の担当外の仕事をすることで自分の専門領域のスキルを伸ばしにくいというデメリットにもつながります。
メリット
社内でキャリアチェンジや昇進がしやすい
意外かもしれませんが離職率の高い職場で働くことにはメリットもあります。
それが、社内でのキャリアアップやキャリアチェンジを実現しやすいこと。
離職率が高いということは、見方を変えるとポジションが空くということです。
つまり、空いたポジションを自分が埋めることで新しい仕事にチャレンジしたり昇進して給料を上げることができたりします。
離職率が低すぎる職場だと人材の移動がなくキャリアも停滞しがちなので、人の出入りが激しい環境の方がキャリアは動かしやすいというメリットがあります。
長く頑張れば次の転職で有利になることも
ハードな環境で長く働くことは転職活動で有利になるケースもあります。
無名の企業ではあまり効果がありませんが、離職率が高いことで有名な企業に何年も働いていればそれだけストレス耐性が高い人材だと評価されることもあります。
超ホワイトな企業で5年働くよりも超ブラックな企業で5年働いた人の方が精神面の強さでは評価されがちです。
当然スキルや経験、年齢など他の要素も含めて選考はされますので長く続けただけで合格することはありませんがプラスの材料としてみてもらえるのはメリットと言って良いでしょう。
まとめ
離職率の高い職場で働く場合、体調やメンタルを崩すリスクが高くなりますしそうなれば転職することも難しくなります。
社内でポジションを確立しやすくなるというメリットも多少あるとはいえ、基本的にはあえて離職率の高い職場を選ぶ必要はありません。
離職率の高い職場を避けたいならこちら↓の記事も参考にしてみてください。
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