自己分析・企業研究

やりがいのある仕事の見つけ方

やりがいのない仕事を続けることほど悲劇的なことはありません

なぜならやりがいを感じないということは今の職場や仕事内容が自分に合っていないということで、その状態が続くことでもし鬱病にでもなれば仕事ができなくなるだけでなく将来の転職活動にもとても大きなハンデとなってしまうからです。

 ※関連記事:やりがいのある仕事の条件とは何なのか?

また、やりがいが無いと意欲的に仕事に取り組むことができないことからスキルも身に付かず、年齢ばかり重ねてしまい市場価値を落としてしまいます。

もしやりがいのある仕事を見つけることができれば仕事自体に充実感を感じることができ、また、それによってプライベートを楽しむ心の余裕も生まれてきます。

努力することも楽しくなり、努力することでスキルと市場価値がどんどん上がっていきます。

 ※関連記事:市場価値を調べる3つの方法

やりがいのある仕事を見つけるには自己理解と職探しのノウハウを身につけることが重要なのでその方法を理解していきましょう。

自己分析で自分に合う仕事を知る

やりがいのある仕事を見つける上でまずすべきことは自己分析をして自分自身についての理解を深めることです。

誰にとってもやりがいのある仕事というものは存在しないので、自分に合う仕事と自分に合わない仕事を具体的にイメージできていない人はそこを理解することから始めましょう。

理想的な状態をイメージする

自分にとって仕事の理想的な状態を具体化していきましょう。

例えば次のような質問を自分に対して行っていくと自分の志向性が徐々にクリアになっていくと思います。

自分の志向性を確認する質問

・どんな業務をしているときに楽しいと感じたか(例:簡単な作業、誰もやったことがないプロジェクトの立上げ、色んな人が関わる仕事、1人で黙々と進めるもの、データを扱える仕事、海外とのやりとり等)

・やりたくない業務はどんなものか

・活かしたいスキルは何か

・伸ばしたいスキルは何か

理想と現実のギャップを書き出す

理想的な状況が具体化できたら、次は現在満たされていないポイントを整理していきます。

どんなことが解消できたら仕事でやりがいを感じられるようになるのかを知るわけです。

理想と現実のどこにギャップがあるのかを理解しなければ仮に転職したとしても本質的な課題が解決されずにまたやりがいを感じられない可能性があるので気をつけましょう。

今の仕事で満たされていることにも目を向ける

見落としがちな点ですが今の仕事で満たされていることにも目を向けるようにしてみてください。

ついつい不満ばかりに目がいってしまうので「今の仕事や職場は全てダメ」と感じてしまうかもしれませんが、実際にはやりがいを感じる部分もあるはずです。

無意識的に満足できている部分を理解しなければ、「前の職場では満たされていたことが新たな職場では満たされない」という事態が起きるかもしれないからです。

例えば「人間関係でストレスなく働けていた人」は「人間関係の悪い職場があることをイメージできない」といったようなことがあります。

多くの求人を見ることは自己理解を深めるのに役立つ

自分にとってやりがいを感じる仕事/感じない仕事を明確にする上では実際に求人を数多くみてみることも非常に有効です。

自分の頭の中で考えられることはどうしても抽象的になってしまったり、これまでやったことのない仕事のイメージが持てなかったりしがちです。

求人票には業務内容とその業務を遂行するために必要な経験とスキル、その仕事をすることで得られる報酬(給料)などが網羅されているので「知らなかった仕事を知る」上でとても参考になるのです。

実際に私は自分の転職活動の中で「求人を見て自己分析をする」作業に一番時間を使いましたし、それでベストな職場と出会い内定をもらうことができました。

 ※関連記事:私の転職活動体験談〜3社と面接して2社で内定を獲得した123日間の全記録〜

求人を探すコツ

転職エージェントを使おう

理想の求人を探すなら必ず転職エージェントを使うようにしましょう。

なぜなら無料で利用できるのにハローワークや求人広告と比較して求人の質とノウハウで圧倒的に優れているからです。

例えばハローワークを利用する企業というのは基本的に採用コストをかけられない企業が多く、そうした企業は就業環境がよくない(薄給、激務、スキル身につかない)可能性が高くなります。

求人広告も同じで、「できるだけ多くの人に見てもらわなければ応募する人が集まらない」求人が掲載されていることが多いのでやりがいのある求人を探す上では非効率。

一方でエージェントに集まる求人というのは「企業がお金を払ってでも採用したい」と考えている重要な仕事だったり、「応募者が集まり過ぎてしまうからエージェント側で紹介する人を絞って紹介してほしい」というような仕事だったりするのです。

また、エージェントには「求人票に書かれていない会社の内部情報」や「過去に面接でどんな質問をされたか」といった情報やノウハウが蓄積されているので求人理解度を高めたり選考通過率が高くなるといったメリットもあります。

エージェントの中で特にオススメなのはリクルートエージェントです。

私が転職活動で使ったことのあるエージェントはいくつもありますが、求人数が日本最多ですし求人検索機能でも優れているので1社だけ選ぶなら絶対にここ。

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求められるところにしか転職できないと理解する

求人を探す上で気をつけたいのが「受かるところにしか転職できない」という点です。

転職市場は誰にでも平等なわけではなく、経歴が違えば内定をもらえる求人も違います。

自分が選べる現実的な選択肢を知るためには、転職エージェントの担当者に「内定をもらえる可能性がある求人」を幅広く紹介してもらい、その中からやりがいを感じられる求人を探すのが良いでしょう。

理想のために遠回りも検討する

今の自分の経歴では理想の求人で内定がもらえない場合、ひとまず別の会社に転職することで必要なスキルと経験を身につけるという方法もあります

例えばこれまで営業をやってきた人がマーケティングのプロになりたいと考える場合、いきなり企業のマーケティングポジションで内定をもらうことは難しいかもしれません。

しかし、マーケティングの支援をしている企業に営業として入社することはできるかもしれません。

そうすれば、営業としての経験を活かしながらマーケティングの知見を身につけていくことができ、その経験を生かして企業のマーケポジションに転職することだってできる可能性が高まります。

同じようなケースとして、営業から人事にキャリアチェンジしたい場合、転職エージェントや人事コンサル会社でまず経験を積むことで人事に転職できる可能性が高まります。

少し遠回りにはなりますが、理想のために戦略的にキャリアを作っていくようにしましょう。

求人を探して実際に応募してみる

選考を受けることでしか見えてこないことは多い(良くも悪くもギャップはある)

求人を探したら実際に応募してみましょう。

どれだけ求人票を眺めたところで得られる情報には限界がありますし、選考を受けることで見えてくることは多いです。

業界や職種によって働いている人のタイプは全然違うので、面接でやり取りしている相手との相性が悪そうなら、そもそもその業界や職種との相性も悪い可能性があります。

そうした傾向を何社も面接を受けていく中で確認していくことが重要です。

面接ではあえてネガティブな面を聞いてみる

面接ではこちらから面接官に質問できる時間が設けられますので、そこではあえてネガティブなことを聞いてみるのも重要です。

例えば、「敢えてあげるとするならこの仕事で嫌なのはどんな部分ですか?」などと聞いてみてください。

そこでの回答を聞いてみて「それくらいなら耐えられそうかな」と思えるのであれば適性がある可能性が高まります。

まとめ

やりがいのある仕事を見つけるためには自己理解と求人探しのコツを把握することが重要です。

ただ、一番重要なことは頭で考えることではなく行動することです。

すでにこうしてやりがいのある仕事を見つけるために「ネットで情報を探す」という行動に移しているあなたはきっとやりがいのある仕事と出会えるはず

次に取るべき行動は、転職エージェントに登録し、面談の中で希望を伝えて求人情報を見ていくことです。

登録は3分ほどで終わりますのでまずは登録することから始めましょう。

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