海外で働くとどんな経験ができるの?
海外で働いて辛いことって何?
私は転職エージェントでグローバル案件を担当する中で、数多くの駐在員からお話を聞く機会がありました。
彼らは海外駐在中に面白い(ときに笑えない深刻な)出来事に遭遇しており、日本でしか働いたことのない私はいつも羨ましい気持ちで聞いていました。
今回はそんなたくさんあるエピソードの中から特に印象深かったものをピックアップしたのでご覧ください。
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事件の捜査をするのに賄賂を要求する警察官!
これはインドネシアで働いている人から聞いた話です。
その企業はメーカーだったのでインドネシアにも工場を持っていたのですが、ある日その工場に不運にも泥棒が入って中の材料や資材などを盗まれてしまったのです。
この時点で日本じゃあまり聞かない話ですね 笑
その企業は当然警察に通報したそうです。
しかし、警察は一向に動いてくれません。そして「捜査して欲しかったらお金をよこせ」と暗に迫ってきたのです。
なんと恐ろしい話でしょうか。
犯罪者を捕まえないどころか賄賂を要求してくるなんて。
まぁ新興国ではこうした賄賂が当たり前になっているのはいろんな駐在員の話で聞いていましたが、警察まで悪いことしてるのであればもう誰を信じて良いかわからないですよね。
海外でビジネスをする難しさがこれだけでも感じられます。。。
ちなみに警察の信用度が低いような国では民間の警備会社を使うのが良いそうです。

横領で私服を肥やしていた従業員!
アセアンや中国ではよく聞く話なんですが、従業員が自分の立場を利用して会社を欺いてお金を懐へ入れるそうです、
例えばお金を管理する立場にある経理の人だったり、役員だったり、あとは購買部門長もベンダーからリベートもらったりして私服を肥やしてるケースがあるんです。
日本でも横領とかたまにニュースになりますけど、海外だと頻繁に起こりすぎて話題にもならないレベルです。
なので日系企業の多くは海外で拠点を作るときも経理担当者は外国人じゃなくて日本人に任せるケースが多いんです。

安めの身代金で従業員を誘拐!
これはかなり驚いたのですが、フィリピンでは従業員を拉致して身代金をせしめるケースが頻発しているようです。
この事件で絶妙なのが、身代金の額。大体60万円程度を要求してくるそうなんですね。
なんか最悪ポケットマネーでも払えてしまえそうな金額ですので、企業からすれば払っても痛くないですよね。
実際に身代金を支払うとすぐに人質は解放されるとのこと。
これで要求額が1億円だと払えなくて大ごとになるかもですが、払えてしまう金額にする点と、人質の家族ではなく企業相手に身代金を要求するあたりがビジネス(というか犯罪行為ですが)として上手くやってるなと変に感心してしまいました。

日射量が少なくて鬱になる人が続出!
これはデンマークに駐在していた人の話です。
デンマークだけでなくその辺りの国々に共通していることだと思いますが、地理的な関係で日射量が少ないんですね。
そうなると日光をあまり浴びることができず、その結果鬱になってしまう人が多いらしいです。
日光を浴びるのは健康に良いって言いますけど本当なんですね〜。
ちなみに鬱になるのは日射量が少ない場合だけではありません。
駐在員と一緒に海外に引っ越した奥さんが駐在員のコミュニティに馴染めずに鬱になるケースだってあります。慣れない海外での生活ですもんね。
私も狭いコミュニティの中での生活は気が狂うかもしれません。。

部下の方が給料が高い!
会社員たるもの、役職が高い人ほど給料が高いのが自然に感じると思います。
つまり、社長はその会社で一番高い給料をもらっているはずなのですが、部下の方が高い給料をもらっているという残念な現象が起こりうるのが海外です。
これは主にヨーロッパやアメリカで起こります。
特にアメリカなんかは物価水準がめちゃくちゃ高いので、元々現地で働いているスタッフは現地の物価水準に合わせて高額な給料をもらっているんですね。
しかし、日本から派遣される駐在員はベースとなる給料が日本の物価水準に基づいており、手当が出たとしてもアメリカ人の部下に負けてしまうということが結構あります。
自分よりも高い年収の部下をマネジメントするのは気持ちの折り合いをつけるのも大変なんじゃないか?と老婆心ながら考えてしまいます。。

まとめ:海外で働くって刺激的
今回は5つの事例をご紹介しましたが、海外って本当に日本では聞かないような刺激的なことに溢れてますよね!
また面白い話が聞けたらご紹介しますね!
海外で働くことに興味がある方は↓の記事も参考にしてみてください。
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