・転職活動してるってどんなきっかけで会社にバレるの?
・会社にバレたらどうしたら良いの?
転職活動をしていると、どこからともなく転職活動をしている事が会社にバレる事があります。
転職エージェントでの経験をもとに、どんなきっかけでバレてしまうのか、バレた場合にはどうすれば良いのかについて解説していきます。
転職活動がバレる原因と対策
転職活動が会社にバレるきっかけや原因はいろいろ考えられますが、よくあるケースは以下の通りです。
・休みが増えてバレる
・転職サイトで見つかってバレる
・現職企業へのリファレンスチェックでバレる
・応募先企業に知り合いがいてバレる
・普段着ない服を着てバレる
・エージェントが勝手に書類を出してバレる
・面接に行く姿をたまたま見られてしまう
順番に説明していきます。
・休みが増えてバレる
転職活動を始める前後で休む回数が多くなると転職活動がバレる原因となります。
面接は基本的に平日の日中に行われるため、営業のような外勤業務でもない限りは休みを取る必要があります。
コロナウイルスの流行をきっかけにオンライン面接を導入する企業も増えてきたので、比較的時間の調整はしやすくなってきています。
普段休みをあまり取らない人が何度も何度も休みを取ると転職活動をしているのでは?と疑われる原因となってしまいます。
もし小さいお子さんがいる方であれば、「子供の熱で、、」などと別の言い訳で休みをとり、そこに面接を集中させるのが賢いやり方です。
子供を理由にすればそれ以上突っ込まれることはありません。
事前に面接を集中して入れる日を作っておき、その日の当日に「子供が熱で」と急な休みを演出すればあまりバレませんし、複数の面接を1日でこなす事ができるのでオススメです。
子供がいない場合には「今朝から急に体調が、、」と自分の体調が悪いことにすればOK
・転職サイトで見つかってバレる
ビズリーチやリクナビネクストといった転職サイトを利用しているとバレる可能性があります。
なぜなら、こうした転職サイトは現職の人事担当者や役員も利用しているからです。
転職サイト上ではあなたの名前まで見えることはありませんが、自分の会社の従業員をデータベースに見つければ所属や年齢などから簡単に割り出す事ができてしまいます。
対策としては、転職サイトに登録する際に自分の所属企業とその関連会社は全て情報開示NGとして登録しましょう。
転職サイトにはそうした「見られたくない企業」を登録できる場所があるので、真っ先に登録しておくことをお勧めします。
関連記事:【体験談】ビズリーチを一年間登録したら424件のスカウトをもらえた!
・現職企業へのリファレンスチェックでバレる
伝統的な日系企業だとあまりやりませんが、ベンチャーや外資系企業が幹部クラスの人材を採用するときにはリファレンスチェックと呼ばれる職歴照会を行う事があります。
簡単に言えば、自分が提出した職歴書の内容が本当かどうかを前職の上司などにヒアリングする事なのですが、それを通じて転職活動をしている事がバレてしまう事があります。

・応募先企業に知り合いがいてバレる
同じ業界で転職する場合、元同僚や知り合いが応募先の企業に在籍している事がよくあります。
その場合、応募した事実が元同僚にバレ、そこから現職企業に情報が伝わってしまうというケースがあります。
本来は個人情報なので勝手に漏らすのは禁止ですが、人の口にとは立てられないってやつですね。これで結構バレます。
・普段着ない服を着てバレる
勤め先が私服勤務OKの会社の場合、転職活動で慣れないスーツを着ていると目立つので、転職活動しているとバレます。
対策としては、駅のコインロッカーにでもスーツだけ預けておき、面接前に別の場所で着替えるか、応募先の企業に断りを入れておき、私服で面接を受けることを了承してもらうかどちらかにしましょう。
ベンチャーからベンチャーに転職するなら問題ありませんが、歴史ある伝統的なメーカーの場合、服装がラフだと面接での評価が下がることがあるので注意。
・エージェントが勝手に書類を出してバレる
同じ業界にいるものとしてお恥ずかしい限りですが、転職エージェントの中には勝手に個人情報を企業に出してしまう悪徳業者も混じっています。
悪徳業者に登録してしまった場合、いつの間にか自分の履歴書がいろんな企業に出回っているということもあり得るので、情報が拡散する分だけバレるリスクも高まります。
勝手にばら撒かれるリスクを避けるには、よくわからない個人のエージェントではなく、大手のエージェントに登録しておくのが安心です。

どことは言いませんが、大手でも外資系のエージェントも避けた方が無難です。
名前を消した状態で企業に見せるエージェントもおり、名前は消していても在籍企業名や肩書を消し忘れていて誰かわかってしまうというケースもあります。
・面接に行く姿をたまたま見られてしまう
これは不可抗力的な面もありますが、面接に行ったらたまたま自社の営業マンなどがその会社に訪問しておりばったり出会してしまう、という事例もないわけではありません。
もし応募先企業を担当している営業マンが誰かわかるようなら、事前にアポイントが入っていないかどうかスケジュールをチェックしておいた方が安心です。
現職にバレたらどうすれば良いのか?
転職活動している事が現職企業にバレたら選ぶべき道は2つです。
その2つとは、現職企業からカウンターオファーを引き出して会社に残るか、退職して転職活動に集中するか。
現職企業からカウンターオファーもらって残る
会社にバレてしまったなら、開き直って会社に交渉してみるのもありです。
勤め先からすれば、優秀な人材ほど辞められたら困るためなんとか退職をやめさせようとします。
その結果、あなたになんとか残ってもらえるように年収を上げたり、希望部署への異動を提案してくれたりする通称カウンターオファーをもらえる事があります。
私の知人は「異動できないなら退職します」と交渉して見事希望の部署への異動を実現させたりしていました。
内定はもらえていないにせよ、会社を辞める意思は十分に伝わっているはずなので、バレたタイミングでこうしたカウンターオファーを引き出す交渉をしてみても良いと思います。
転職せずとも今いる会社で残りたくなるような条件が満たされるのであれば十分です。
カウンターオファーは口約束みたいなものなので、内定を辞退した後に約束を破られることもあります。
また、約束してくれた上司や役員が退職したり異動したりすることで話がなくなるケースも。
退職して転職活動に専念する
カウンターオファーを引き出せそうにない場合には、潔く退職するしかないと思います。
本来は会社を辞める前に転職先を見つけている状態がベストですが、バレてしまった状況で転職活動を継続することは現実的ではありません。
かと言って、今の会社で仕事を続けるのも同僚や上司との関係がギクシャクした後では難しいでしょう。
退職を決めて有給消化中に一気に応募数を増やして内定を獲得しに動くのが建設的な判断かと思います。

転職活動がバレないようにするポイントは?
転職活動をしていることが勤務先にバレないようにするポイントは以下の4つ。
・転職サイトを使わない
・使う転職エージェントを一社〜二社に絞る
・応募先を厳選する(やたらと応募しない。競合は受けない。)
・面接はウェブ面接で行う
ポイントはできるだけ社外への個人情報の露出を減らすことです。
特に、転職サイトは不特定多数の人がチェックするので、最もバレるリスクがあります。
最近ではウェブ面接を実施する企業が多数派になってきていますので、もし直接出向く必要がないのであればウェブ面接にしましょう。
移動時間が取られないので、昼休みの時間やフレックス制度がある会社なら業務開始前に面接を受けることで社内にバレにくくなります。
転職活動をしていることがバレにくい転職エージェントとは?
勝手に履歴書や職歴書を企業に送る悪徳エージェントにつかまってしまっては転職活動をしていることが現職にバレるリスクが極めて高くなってしまいます。
安心して利用できる転職エージェントかどうかを見極めるポイントはプライバシーマークを取得しているかどうかです。
要は個人情報の厳格な管理において国から認証をもらっているエージェントを選ぶことで、自分の情報が漏れるリスクを最小化することができるわけです。
基本的には大手であればプライバシーマークを取得しているので安心です。