キャリアプランを立てろと言われるけどどうすれば良いかわからない。。。
こんなお悩みにお答えしていきます。
私は転職エージェントで働いており、これまでに数多くの方のキャリア支援をしてきました。
それらの経験から言えば、キャリアプランは必ずしも完璧に作る必要はありません。
ただし、作っておくことで今後やることが明確になり、日々の生活にもハリが出るということもあるのでポイントをご紹介していきます。
キャリアプランとは何か?
キャリアプランとは、個人が人生の中で中長期的にどんなキャリアを築いていきたいのかという希望と、それを実現するまでのステップまでも織り込んだ計画のことです。
ライフプランと言う場合にはプライベートも含んだ意味になりますが、キャリアプランという場合には主に仕事面での長期計画のことを指します。
時間軸としては1年やそこらではなく、10年単位で考えるものです。
どれくらい明確なプランを作るかは人によって異なりますが、一般的には具体的な計画の方が実現はしやすいと言われているので、もし将来のキャリアで希望があるのなら具体的に作り込んでいったほうが良いと思います。キャリアプランが無いとどうなるか?
キャリアプランが無いとどうなるか?
キャリアプランは全員が持っているわけではありません。
その意味では、生きていく上でキャリアプランが必須というわけでは無いです。
しかし、キャリアプランがある人には目指すべき目標が明確になっているという強みがあります。
目指すべき目標が明確にあると人は努力できます。
ゴールに向かって努力を続けることで周りの人よりも早く成長することもできますし、成果も出てくるのが早いです。
その結果、キャリアプランを持たない人よりも高い給料をもらえるようになったり、より充実した仕事を得ることができる可能性も高くなるのです。
キャリアプランがなくなんとなく仕事をしている場合、努力する必要性も強くは感じられないので成長していきません。
その結果、いつの間にか会社に依存するようになってしまい、いざ会社の経営状況が悪くなっても市場価値が高く無いため転職すらできなくなってしまうリスクが高くなります。
キャリアプラン通りに進むことは稀ですが、キャリアプランを作っておくことは決して無駄にはなりません。
キャリアプランの考え方・立て方

キャリアプランはどのように考えて立てれば良いのでしょうか。
キャリアプランの立て方は大きく2つアプローチがあります。
①これまでのキャリアの延長線上で積み上げて考えていく
②ゴールからの逆算で踏むべきステップを考えていく
まずはこれまでのキャリアの延長で考えていく方法。
例えば、いま「営業をしているから、このまま係長、課長とステップアップしていって最終的には営業所長になりたい!」みたいにして考えていくやり方です。
今のキャリアの延長線で考える方法の良いところが、キャリアプランを作りやすいこと。
今の職場の上司や先輩を見れば何歳でどんなキャリアになっているのかが分かるのでイメージがつきやすいはず。
一方、デメリットとしては、今の仕事が嫌いな場合にプランが作れないこと。
今の仕事が嫌いだと今の仕事の延長線にはキャリアゴールを置けないのでこのアプローチではふさわしくありません。
そんな時にはもう一つのアプローチであるゴールからの逆算によるキャリアプラン構築を目指しましょう。
これは今の仕事とは関係なく、将来やりたいことをゴールに設定し、その実現のためにこれからどんな環境でどんな経験を積んでいくべきなのかを考えていきます。
このプロセスのメリットは、これまでのキャリアを無視して考えられることで自由に発想していけること。
一方、デメリットとしては、そのゴールの実現可能性の判断が難しいこと。
自分で起業する場合ならともかく、企業の中でのキャリア構築を考えた場合、企業側のニーズとあなたの希望とが合わなければプランは実現しません。
基本的に企業としては即戦力の人材に活躍して欲しいので、どちらかと言えばこれまでのキャリアを生かした仕事をして欲しいと考えるのが普通です。
例えばこれまで営業経験しか積んでいない人が、ゴールに「マーケティング責任者になる!」と設定したとしても、企業からすれば営業の専門家であるあなたをマーケティングに異動させたり採用するメリットがありません。
このように、これまでのキャリアの延長線で考えない分、実現が困難になりがちなのがゴールからの逆算パターンです。
これらのアプローチによる違いを踏まえ、自分にあった方法でキャリアプランを作っていきましょう。
面接でキャリアプランを聞かれたらどう答えるべきか?
面接の中でキャリアプランについて聞かれることもあるでしょう。
その際には基本的にはすでに自分の中で考えているキャリアプランを伝えればOKなのですが、気をつけなくてはいけないこともあります。
それが、その会社を短期間で辞めるような伝え方をしないこと。
面接官がキャリアプランを質問する意図としては、自社で提供できる環境や自社で働くことを通じて得られる経験がキャリアプランに合っているかを見極めるためです。
求職者のキャリアプランに合わない職場に入ってきてもすぐに退職してしまいますからね。
なのである意味定着性を見極めるための質問というわけです。
「ウチの会社は腰掛け程度でしか考えていないのだ」と判断されたら合格をもらうことは極めて難しいでしょう。
ある程度は面接に受かるためにオブラートに包んだ答え方をする必要があります。
転職を通じてキャリアプランを実現するために必要なこと
サラリーマンとしてのキャリアを考える場合、キャリアプランの実現にあたっては今の会社で続けるのか、それとも転職するのかを考える必要があります。
今の仕事を続けることがキャリアプランの実現への最短ルートなのであればそれで問題ありません。
しかし、もし転職する方がキャリアプランを早く実現できそうだということであれば、一度転職エージェントに相談してみることをオススメします。
無料で相談できるので、転職エージェントのキャリアアドバイザーの方に今後のキャリアプランを伝えて希望に合致する求人があるのか教えてもらいましょう。
今すぐの転職でなくとも登録と面談だけ済ませておけば中長期的に求人情報をもらうことができます。
転職エージェントは数多く存在しますが、キャリアの可能性を知りたいのなら求人数がダントツに多い大手エージェントを利用しましょう。