海外駐在してみたいけど何歳頃にチャンスが来るんだろう?
第二新卒くらいの若いうちに海外で働かせてくれる企業ってあるのかな?
私は転職エージェントでの経験を通じてグローバル案件に数多く携わってきましたので、「海外駐在できる年齢」や「できるだけ早く海外に行くためにすべきこと」について詳しく解説していきます。
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海外赴任のチャンスが回ってくるのは何歳?
多くの企業では35歳〜40代で海外に送るのが普通
基本的に駐在員はコストが高いので、多くの企業ではできる限り駐在員を少人数に抑えようとします。
その結果、海外に送るのは一人でプレイングからマネジメントまでできる優種なミドル層であり、年齢で言えば35歳〜40代となります。
それよりも若いとマネジメントとしては力不足、50代となると拠点立ち上げ時のプレイングに不安が残るため選ばれにくくなります。
ベンチャーなら20代でもチャンスがある
海外進出に意欲的なベンチャー企業の場合、自分から海外に行きたい!海外に拠点を出しましょう!と言えば、「じゃあやってみろ」とやらせてくれるパターンもあります。
そもそもベンチャー企業の場合には社員の平均年齢が若いので、大企業のように30代や40代の層が多くありません。
なので事業の中核を担う機会も若くして掴むことができるのです。
超大手でもトレーニー扱いなら最短で25歳までに駐在の可能性あり
超大手クラスの企業を中心に、若手社員を海外に半年〜1年程度派遣している企業は少なからず存在します。
それは即戦力として期待されているわけではなく、あくまでも若手社員の研修や育成の観点から送られることが多いです。
そうした育成に積極的な企業に就職すれば第二新卒レベルでも海外駐在のチャンスを掴むことができます。
早く海外で働くためにすべきこと
海外に拠点をたくさん出そうとしている企業に転職する
海外に行きたいなら海外にたくさんポジションがあることは大事です。
しかし、これから拠点を出そうとしている企業の方が20代や30代前半の方にはおすすめです。なぜなら立ち上げフェーズは組織のマネジメントよりもフットワークの軽さが求められるからです。
立ち上げ当初はどうせ自分プラス現地スタッフ数名だけの規模だと思います。そのフェーズで必要なのは自分自身で案件をとってくる営業力や機動力であり、何十名もマネジメントできるスキルは不要です。
会社の経営方針を見たり面接の中で聞いたりして、海外進出の計画や積極性については確認しておくことをお勧めします。
語学力と仕事のスキルを身につけておく
海外駐在するためには語学力と仕事のスキルをどちらも身につけていなくてはなりません。
日本本社からはサポートできることに限界があるため、駐在員は一人でなんでもできる必要があります。
英語力がないと現地スタッフと満足にコミュニケーションが取れず、経営をリードできません。
もし駐在員を目指しているのにまだ語学力に自信がないという方は、以下の記事を参考に英語の学習を進めてみてください。

また、他の人と差別化を図るのであればあえてニッチな外国語を学んでも良いと思います。
ニッチな語学力を身につけていると、元々その国への進出計画などなくとも「タイ語が話せるならタイに進出してみようか」のように人材のスキルから話が展開することが珍しくありません。

私はこれまでに数多くの経営者と話をしてきていますが、「なんでその国に進出しようと思ったのですか?」と聞いてみると、意外に「○○語が話せる社員がいたから」のようなケースは多いんです。
経営者は常にどうやって事業を成長させようかで頭を悩ませているのですが、資金や人材不足といった制約によってなかなか思うように拡大させられないのです。
あなたが特別なスキルを持っていると、それが会社の強みになるのです。
語学は身につけておいて損しません。
現地採用が最短ルート
転職して駐在員を目指すにしても、はじめから駐在前提の求人は極めて少なく、転職して最短で数年は日本勤務を強いられることが多いです。
すぐにでも海外で働きたい人は駐在員(日本本社が雇用)ではなく現地採用(現地法人が雇用)の求人を探す方が手っ取り早いです。
海外経験はキャリア的にもいい経験となる
グローバル化が叫ばれる中、海外での勤務経験を積むことは必ず良い経験となります。
今後ますます海外勤務経験者は転職市場でも求められてくるでしょうし、海外で働いた人はそのまま起業家として活躍するケースも多いです。
海外勤務に興味がある方はぜひチャレンジしてみてください!
海外勤務が今の職場で実現できそうにないなら、転職は有効な手段の一つです。
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