・南アフリカで働いてみたい!どうやって求人を探せば良いの?
こんなお悩みを解消します。
南アフリカは進出している企業がまだ多くないこと、そして募集する際も求人広告は出さないケースが多いことから求人を見つけることが困難です。
もし南アフリカ勤務の求人を見つけたいのなら海外案件に強い転職エージェントを利用するのがオススメです。
その理由について詳しく解説していきます。
南アフリカの求人は?

南アフリカ勤務の求人とはどのようなものがあるのでしょうか?
ネットで「南アフリカ 求人」と検索すると、Indeedで複数ヒットしますが、いずれも会社概要や業務内容の一部に「アフリカ」が含まれているのみで勤務地自体は日本でした。

新興国で働くといえばJICAは貴重な働き先と言えます。
JICAのホームページをチェックしてみると、過去には南アフリカ共和国勤務の募集がかかっていたこともあるようです。
ただし、その際の応募要件は以下のようにかなり厳し目です。
勤務地:南アフリカ共和国 プレトリア
学歴:修士あるいは同等程度
語学力:TOEIC860点以上、TOEICS&W330点、TOEFL600点(CBT250点、iBT100点)、英検1級、国連英検A級、IELTS 7.0、ケンブリッジ英検CAE/CPE以上、通訳案内業(案内士)試験合格
必須経験:マネジメント経験(組織運営、組織間調整等)、関連実務経験15年以上
歓迎要件:国際機関での業務経験、JICA専門家の経験、JICA企画調査員経験、JICA業務調整員の経験
これだけのキャリアがある人は、わざわざ求人を探さなくても個人のネットワークでいくらでも仕事の話が舞い込んでくるはず。
99%の人には無縁の領域ですね。
ちなみに、もし南アフリカ勤務の求人が合った場合の想定年収はいくらくらいになるのでしょうか?
CEICのデータによると、南アフリカの平均月収はおよそ1500ドル(日本円で15万円程度)とのこと。
日本人が現地で働く場合、おそらくそれなりに専門性を求められる仕事に就くことになるため、平均月収よりは高くなるのではと思います。
ということでもし南アフリカで働く場合、大体月給20万円前後で見ておいた方が良いと思います。
南アフリカ勤務の求人が見つからない理由
南アフリカ勤務の求人が見つからないのにはワケがあります。
一つ目が求人数が少ないこと。
ジェトロのホームページによると南アフリカに進出している日系企業数は282社。
中国が3万社であることを考えると、どれだけ少ないかが分かります。
進出している企業の数が少なければ、それだけ求人も少なくなり、見つけるのが困難になるのも当然といえます。
ただ、将来的にはアフリカへの進出を始める企業が今後ますます増えていくはずです。

グラフはジェトロの「アフリカ進出日系企業実態調査2019年度版」のデータを元に作成したものですが、アフリカの中でも南アフリカに進出している日系企業は比較的現地の経営に成功していることが分かります。
日系企業にとって成功する確率が高い国であるとの評判が広まってくれば、進出を本格的に検討する企業も増えてくることでしょう。
進出企業数が多いほどチャンスは増えますし、立ち上げ期は特に経験が浅くても採用してもらえる可能性が高まるので狙い目です。
立ち上げ案件を逃さないためには常に情報収集しておくことは重要です。
求人が見つからない2つ目の理由が、海外関連の求人は求人広告のようなオープンな場で募集されることが少ないという点です。
経営戦略が他社にバレたり、応募が殺到するのを防ぐため、海外勤務の求人は限られたエージェントにのみ求人を依頼するのが一般的なんです。
エージェントは登録者の中から希望や応募要件に沿って人材を絞り、限られた人にのみ求人を紹介していきます。
なので、ネットで検索しただけでは求人情報が出てこないんです。
南アフリカの就労ビザは?

南アフリカで働くには現地での就労ビザ(就業許可)を得る必要があります。
企業内転勤ビザ (Intra Company Transfer Visa)
一般労働ビザ (General Work Visa)
クリティカル・スキル・ビザ(Critical Skill Visa)
※出典元:ジェトロ
企業内転勤とはいわゆる海外駐在員が該当するものです。
現地採用求人での転職を目指すのであれば一般労働ビザかクリティカル・スキル・ビザを取得することになります。
南アフリカ勤務の求人の見つけ方

南アフリカで働けるチャンスは決して多くありません。
貴重な南アフリカ勤務のチャンスを見つけるには2つ方法があります。
それが、現地法人に直接問い合わせる方法と海外に強い転職エージェントに登録する方法です。
南アフリカ勤務求人を見つける方法は2つ
①南アフリカの企業に直接問い合わせる
②海外案件に強い転職エージェントに登録して求人紹介を依頼する
現地企業に直接問い合わせる
まず、南アフリカの企業に直接問い合わせる方法。
これは、現地の企業をリストアップし、企業ホームページの採用問い合わせフォームなどから応募したい旨とレジュメを送付して連絡を待つ方法です。
ホームページ上では「募集していません」と書いてあったり、そもそも採用ページを作っていない企業も多いと思います。
でもそれは単に更新していないだけというケースや、裏では転職エージェントに採用を依頼しているケースもあるのでやってみる価値はあると思います。
海外案件に強い転職エージェントを利用する
続いてが転職エージェントを使うやり方。
海外勤務求人を探すなら転職サイトよりも転職エージェントがオススメです。
理由は企業が内密に採用活動を行うことが多いから。
先ほども書いたように、企業としては海外拠点の戦略が外部に出ないように転職エージェント経由でこっそりと採用活動を行うことがよくあります。
なので、転職エージェントに登録しておき、フィンランド勤務の案件が出てきたら紹介してもらえる状態にしておくのです。
とはいえ、どのエージェントでも良いわけではありません。
南アフリカ勤務求人を狙うなら、海外案件に強い転職エージェントを利用しなくては意味がありません。
転職エージェントを利用する際の注意点
転職エージェントを使う際の注意点が1つだけあります。
登録や面談のタイミングで「南アフリカ勤務しか考えていません」と伝えるのは絶対にやめましょう。
エージェントは今どこも人手不足で、年々増加する転職相談全てに等しく対応することが難しい状況です。
「南アフリカ勤務求人」というほとんど市場に出てこない求人へのこだわりを感じさせてしまうと、サポートを受けられないリスクがあるのです。
登録時や面談時には希望勤務地を間違いなく聞かれます。
希望勤務地を聞かれたら「南アフリカ勤務が第一希望ですが、幅広く検討可能です」と伝えるようにしてください。
希望に合わない求人も多く紹介されることになると思いますが、それはスルーすればOKです。
海外案件に強い転職エージェント選びのポイント
海外案件に強い転職エージェントである条件は以下の3つです。
海外勤務求人に強いエージェント選びのポイント
①日系であること
②大手であること
③海外拠点を持っていること
これらの条件を満たす転職エージェントはいくつかありますが、最もオススメなのはリクルートエージェント。
業界最大手であり、求人数も転職支援実績も1位です。そしてそれは海外案件も例外ではありません。
海外案件は全体で見ると非常に少数。だからこそより多くのクライアント企業を抱えるエージェントを利用し、貴重なチャンスをとりこぼさないようにすることが重要です。
詳しくは【レビュー】リクルートエージェントを使うメリットとデメリットを解説を参考にしてみてください。