転職を考えているけど失敗が怖い。成功率ってどれくらいあるの?
こんな不安やお悩みについてお答えしていきます。
転職で失敗した!!なんて絶対避けたいことですよね。
ただ、気をつけなければならないのが転職活動の成功と転職の成功は全くの別物だということ。
その違いを意識しながら転職活動を進めることが、転職で失敗しないポイントです。
転職エージェントでの経験をもとに解説していきます。
転職活動の成功と転職の成功の違いとは?
転職活動の成功と転職の成功の違いとは、簡単に言えばプロセスと結果の違いです。
転職活動における成功とは、「希望する会社から内定を貰うこと」です。
そして、転職における成功とは、「転職したことを良かったと思えること」です。
よくあるのが、「希望の会社に転職できたのに、自分がやりたいことができずにすぐに退職してしまった」ケース。
要は、転職活動には成功したのに転職に失敗したと感じる人がかなりの数いるんです。
逆に、志望度の高い企業からは内定がもらえなかったけれど、転職してみたら満足度が高かった、というケースもあります。
これは転職活動は成功しなかったが転職には成功したと言って良いでしょう。
結局転職なんて幸せを掴む手段の一つに過ぎませんし、転職活動は幸せな転職を実現する手段でしかありません。
あくまでもゴールは内定ではなく転職後におくべきでしょう。
転職活動と転職の成功率はそれぞれどれくらいか?
転職活動と転職の成功率について考えます。
転職活動の成功率
まず転職活動の成功率から。
これは属性によってかなり異なるので、参考までにいくつかのパターンを示したいと思います。
というのも、転職活動で企業から内定をもらえるかどうかは運で決まるくじ引きのようなものではないからです。
企業が求めている人物像とあなたのこれまで培ってきたスキルや経験、志向性などとの相性を照らし合わせた結果、合っている場合に内定をもらえるという極めて必然性の高いものなんです。
なので、どんな人がどんな求人を受けるのかによって成功率は0%にもなれば、100%にもなるわけです。
では、実際にいくつかのパターン別に成功率を見ていきましょう。
転職活動のパターン | 成功率 |
---|---|
20代で特別なスキルのない人が大企業の役員への転職を希望 | 0% |
30代で年収を下げてでも未経験の職種への転職を希望 | 20% |
20代前半でベンチャーから大きな会社への転職を希望 | 50% |
30代で同業他社に同じポジションでの転職を希望 | 90% |
まず、中途採用は即戦力に慣れる場合ほど転職活動の成功率は高くなります。
なので、何のスキルも持たない人が高度な専門性を求められる求人に応募しても合格率は0%になります。
また、未経験歓迎の求人であったとしても、その場合には若い人ほど有利になるため年齢が高くなると合格率は下がります。
このように、その人の属性と転職希望の組み合わせによって、転職活動の成功率は極端に変動します。
あくまでも全体平均をとるのなら、転職活動で当初の第一志望から内定をもらえる人は1%程度でしょう。
転職活動を進める中で、どんな求人からなら内定をもらえそうか、という肌感覚がわかってきて修正を進めていくケースが多いです。
転職の成功率
続いては転職自体の成功率。
これは、実際に転職してみて「この転職をして正解だったな」と満足感を得られるかどうかで成功か失敗かを図ることになるので非常に主観的なものです。
それを踏まえてあえて成功率を出すとすると、およそ70%程度といったところでしょうか。
ただし、基本的には転職の成功率は本人の性格によるところが大きいので、「転職による変化を前向きに捉える人が70%いる」というくらいで考えておいた方が良いです。
これも転職活動と同じくくじ引きで決まるものではなく、どんな環境にでも不満を持ってしまうような性格であればその人の転職成功率は果てしなく0%に近くなります。
転職の成功とはそのようなものということは覚えておいてください。
転職活動と転職の成功率を上げるポイントは何か?
転職活動と転職の成功率を少しでも上げる方法について紹介していきます。
転職活動の成功率を上げる方法
まず、転職活動の成功率を上げるポイントは以下の通り。
1:自分の経歴で合格の可能性がある選択肢を知る
2:合格の可能性のある求人を効率よく見つける
合格率0%の求人に100件応募しようが、合格率は0%です。
でもどの求人の合格率が0%でどの求人の合格率が高いかなんて自分では判断できませんよね。
転職マーケットは常に需要と供給のバランスで成り立っているので、今どんなスキルを持った人材がどんな分野で求められているのか、という情報に精通しているプロに相談するのが効果的です。
そうしたマーケットに精通しており、求人を紹介してくれるのが転職エージェント。
転職エージェントに相談することで、自分の経歴と希望を踏まえて合格の可能性を教えてもらうことができます。
また、仮に希望するキャリアが今すぐ実現できなかったとしても、その希望を叶えるためにどんな会社でどんな経験を積むことで実現が近づくのか、という点でもアドバイスをもらうことが可能です。
転職の成功率を上げる方法
続いて転職の成功率を上げる方法ですが、これも転職エージェントを使うことによって可能になります。
なぜなら、転職エージェントは自分が行きたいと思っている会社やチャレンジしたいと思っている仕事内容について精通しており、自分の理想と現実にギャップがあればそれを教えてもらうことができるからです。
転職で失敗したと思うのは、思っていた理想と違っていたからに他なりません。
・裁量を持って働けると思っていたが縦割りで業務範囲が広げられなかった
・年収を上げたくて転職したが、人事評価制度が整備されておらず成果を出しても評価してもらえない
・東京で働きたくて転職したのにすぐ地方に転勤させられた
・管理職に上がりたくて転職したのに自分の上のポジションの人が外部から採用されてしまった
このように、転職時に持っていた希望が転職先で叶わないケースは珍しくありません。
こうしたギャップが生まれてしまうのは入社する前にそうした実態を知ることができないからです。
転職エージェントは企業の内情を詳しく知っているため、「こんなことをしたいからA社に転職したいんです!」との相談に対し、「A社だとその希望は叶わないと思う。B社の方がいいかもしれませんよ。」のように自分の希望を汲み取ってくれるわけです。
転職エージェントは無料で使えるサービスなのでもしまだ利用していないという方は是非登録してみてください。
転職エージェント選びのポイントとしては主に求人数の多さとコンサルタント(キャリアアドバイザーとも)の質の高さです。
求人数が少なければ少ない中で強引に転職させようとしてくるエージェントもありますし、コンサルタントの質が悪ければキャリアの相談相手としては相応しくありません。
少数精鋭でやっているエージェントの中にも質の高いところは多くありますが、誰にでもオススメできるという点においては大手の方が安心です。