転職活動したいけどビズリーチって使った方がいいの?
ビズリーチを使うメリットとデメリットは?
CMでお馴染みのビズリーチ。
私は転職エージェントの立場でビズリーチを使って人材のスカウトを行った経験も、個人として転職活動に使った経験の両方持っています。
その経験をもとにビズリーチのオススメポイントや利用方法、デメリットなどを解説していきます!
関連記事:【体験談】ビズリーチを一年間登録したら424件のスカウトをもらえた!
ビズリーチ(Bizreach)って何?
運営会社の株式会社ビズリーチは複数の事業を展開
ビズリーチの運営会社社は株式会社ビズリーチでサービス名そのままですが、同社は以下のように他にもいくつか事業を展開しています。
・ビズリーチ(ハイクラス人材向け転職サイト)
・キャリトレ(20代向け転職サイト)
・ハーモス(クラウドの採用マネジメントシステム)
・キャンパス(大学OB・OGの訪問サービス)
基本的どれも人材採用に関わるサービスを展開しているんですね。
ビズリーチのサービス内容
CMで名前だけはよく知っている人もいると思いますが、ビズリーチはハイクラス人材を対象にした人気の転職サイトです。
そもそも転職サイトと転職エージェントの違いって何?という方のために簡単に説明しておくとこんな感じ。
・転職エージェントは自社の抱える求人のみを紹介してくれる
・転職サイトではいろんなエージェントから求人の案内を受けることができる
見方を変えると、転職サイトとはそこに登録した人を転職エージェントのコンサルタントがスカウトするための人材データベースになってるんですね。
ビズリーチはこんな人にオススメ
ビズリーチは以下の項目に当てはまる人に特にオススメのサービスです。
・これまでの経験やスキルに自信がある
・キャリアアップのチャンスを絶対に逃したくない
・今の年収が600万円以上
企業の即戦力人材採用を支援するサービスなので、割とハイクラスな人材向けと言えます。
ビズリーチはこんな人だと合わないかも
一方、ビズリーチは以下のような項目に当てはまる人だとあまり使い勝手が良くないサービスです。
・転職活動にお金をかけたくない
誇れる実績や経験が全くない
転職活動にお金をかけたくないという人や誇れる実績がないという方には大手の転職エージェントを利用することをオススメします。
利用料がかからない他、キャリアの浅い人向けの求人もたくさん持っているからです。
オススメの転職エージェントは以下の記事で詳しく解説しています。

また、どうしてもビズリーチを無料で使いたいという方は本記事の後半でやり方をご紹介していますので参考にしてみてください。
ビズリーチを使うメリットは?
自分に合った転職エージェントを探せる
ビズリーチを使うメリットの一つ目は転職エージェントを探す効率が上がるという点です。
例えば自分の経歴に合った転職エージェントに登録しなければ求人の紹介は期待できません。
ビズリーチに登録しておけば、エージェントがこちらの経歴を見た上で紹介できそうな求人がある場合にスカウトメールをもらうことができて効率が良いです。
他の転職サイトとの比較
日本にはビズリーチ以外にも転職サイトはいくつもありますが、ビズリーチ最大の特徴は主に以下の2点。
①ハイクラス求人に特化しておりキャリアアップを実現しやすい
②ほぼ全ての転職エージェントが利用しているため良い求人を逃すリスクが低い
ビズリーチを利用している転職エージェントの数は他の転職サイトに比べて圧倒的に高いです。
その分、いい求人を見逃すリスクを減らせますね。
企業から直接スカウトメールをもらえる
また、ビズリーチ上では転職エージェントだけでなく採用を考えている企業から直接スカウトメールをもらえる可能性があります。
エージェント経由だけで求人を紹介してもらうよりもチャンスが増やせますね。
ビズリーチを使うデメリットは?
サービスの利用が基本的に有料
他の転職サイトや転職エージェントは無料で使えますが、ビズリーチを使うには基本的にお金がかかります。
無料で登録することはできるものの、スカウトメールに返信するにはプレミアム会員という有料会員になる必要があるんです。
プレミアム会員はプランによって月額3000円〜5000円程度のお金がかかります。
同じエージェントからたくさんスカウトメールが届くのが迷惑
登録すると次々と転職エージェントからスカウトメールが届きます。
しかし、実は同じ転職エージェントの人が何人も同じような文面でメールを送ってくることも多く、割とうんざりします。
同じ転職エージェントの中でもたくさんのコンサルタントがアカウントを持っているので、それぞれから連絡が来てしまうんですね。
私は下の画像のように、メールの受信画面が全て1社のエージェントからのメールで埋め尽くされたことがあります。笑

会社名は伏せてますが、どれも同じエージェントの方からのメールです。
どれもほぼ定型文なので読む気もしなくなりました。
本人が送っていない可能性がある
ビズリーチにはコンサルタント(ビズリーチ的に言えばヘッドハンター)の評価がプラチナやゴールド、ブロンズといった風にランク分けされており、それが信頼できるコンサルタントを見極めるポイントの一つになっています。
プラチナ評価の人から連絡がきたらつい返信してしまうかもしれませんが、本人が連絡しているかどうかと面談に本人が出てくるかどうかは怪しいです。
転職エージェントには人材のスカウト業務をメインで行うアシスタント的なポジションの人がいたりするので、コンサルタント本人ではなくアシスタントが人材を探して連絡しているケースも多いんです。
実質名義貸し状態ですね。
転職エージェントの中でも役員クラスからメールが来たらすごいと思うじゃないですか?
でもほとんどの場合、そうした役職者からのスカウトに返信して面談の調整をしても別のコンサルタントが出てきます。
転職活動をしてることが会社にバレる可能性がやや高め
転職エージェントを使う場合に比べ、ビズリーチは現職企業に転職活動がバレる可能性が高めです。
その理由と対策はこの後解説します。
転職活動していることがバレない方法は?
ビズリーチを利用していることをバレないようにするには、情報の流出経路を把握し、ビズリーチの機能を使うことで対処することが重要です。
ビズリーチを使って転職活動がバレる経路を知る
ビズリーチを使っていることがなぜバレる可能性があるのかというと、転職エージェントだけではなく企業の採用担当者もあなたの経歴を見れてしまうからです。
名前はスカウトに返信しない限りは相手から見えないようになっていますが、あなたのことを知っている人がプロフィール欄の勤め先や所属、業務内容を見れば一発で特定されるでしょう。
ビズリーチには指定した企業から自分を見つけられないようにする機能があるので、それを使えば転職活動がバレるのを防止することができるのですが、その利用方法に大きな落とし穴があります。
多くの人が自分の勤め先のみを選択すればOKと思いがちなんですが、それでは完全にリスクをなくすことができません。
例えば以下のような場合にはあなたの経歴から特定され、その情報が勤め先に流れる可能性は十分に考えられるのです。
・同じ会社の人事採用担当者がビズリーチを使っている
・親会社や子会社など関連会社の採用担当者がビズリーチを使っている
・すでに退職した社員が別の会社で採用に関わっておりビズリーチを使っている
退職した人までは追いきれないかもしれませんが、せめて関連会社まではプロフィール閲覧可能者から除外したいところです。
部署名を抽象化する
身バレの可能しえを少しでも下げる上では部署名を一般化することも有効です。
流石に営業の人が「研究開発部」などと書くのは経歴詐称レベルなので行けませんが、「東京支店第一営業部」ぐらい細かく細分化されている組織なら「営業部」くらいに修正して構いません。
そうすることで情報の抽象度を上げて自分の関わりのある人から特定されるのを防ぐことができます。
無料でプレミアム会員(有料)と同じ機能が使える方法もある!
実は無料でもプレミアム会員(=有料会員)同様のサービスを受けられる抜け道があります。
それはキャンペーンを有効活用することです。
ビズリーチは無料で登録しても一定の条件を満たせばプレミアム会員と同じように使うことができるんです!
満たすべき一定の条件の一例としては以下のようなものがあります。
・登録してから最初の○日間は有料会員扱い
・届いたスカウトに返信すると○日間は有料会員扱い
・職務経歴書を修正すると○日間は有料会員扱い
こうしたキャンペーンがあるので、それを利用して最速で転職活動を終わらせればお金を払うことなく利用することができてしまいます。
プラチナスカウトをより多くもらうには?
プラチナスカウトというのはビズリーチ上で受け取るスカウトメールの一種で、無料会員でも開封することができる貴重な求人です。
エージェントや企業はプラチナスカウトを送れる数が決まっているので、誰にでも送るわけではありません。
なので仮にプレミアム会員になっているとしても、そうした貴重な枠を自分に使ってくれていることでそのスカウトの本気度が高いことが分かるのです。
私は転職エージェントの立場でスカウトを送る側もしていたので、その経験を元にプラチナスカウトをより多くもらえるポイントをリストにしました。
・経歴をより具体的に詳しく書く
・経歴は実績とその実績に結びついた行動が読み手にわかるように書く
・ 検索されるキーワードを使って経歴を書く
・ログインの頻度は定期的に
・ログインの時間帯は早朝を選ぶ
まず、経歴は具体的に詳しく書くことです。
簡潔にまとめるスキルは重要ですが、詳しく書かなければあなたの経験やスキルを正しく判断できません。
また、転職意欲も低いと捉えられてしまいます。
転職意欲の低い人材は短期的な売り上げにつながらないことから、エージェントからすれば積極的にアプローチする対象からは外れてしまいます。
経歴の内容が薄いと経験やスキルを正しく判断できず、転職意欲も低いと判断されてしまいアプローチが減ります
経歴を詳しく書く際には実績とその実績を残すためにとった行動が相手にわかるようにしましょう。
ビズリーチに登録できる希望条件は限りがあり、その情報だけだとあなたがどんな性格や志向性の方なのかが伝わりきりません。
しかし、実績と行動とを詳しく書くことで、あなたの行動特性や考え方などが読み手に伝わり、あなたが関心を持ちそうな求人をより的確に理解してもらえるのです。
自分の人柄も経歴から滲み出させることができる
続いて経歴を書く際に使う言葉選びも重要です。
あなたの経験職種は登録時に選択できますが、同じ職種でも企業によって業務内容は大きく違うことをエージェントは知っています。
なので実際に人材を探す際には職種だけでなく、経歴蘭に書いてあるキーワードから探すことが多いんです。
なので、同じ経歴でも検索に引っかかることを意識して言葉選びをするだけでスカウトをもらえる件数はグッと増えます。
例えば、営業職の人であれば「営業」「セールス」「販売」「Sales」など複数の言葉で言い換えるだけでも検索に引っかかりやすくなります。
関連記事:ビズリーチなどの転職サイトでスカウトが来ない理由と増やすコツを解説
転職活動の成功率をさらに高めるには?
今回ご紹介してきた通り、ビズリーチは転職を考える人によっては必ず使うべきサービスだと思いますが、それでも情報が入ってこない求人というのはまだまだあります。
より多くの求人を探す方法は以下の記事で解説していますので、ビズリーチでは紹介されない求人を見てみたい方は参考にしてみてください。

また、転職活動の成功率を高めるには求人数を増やすのと同じくらい選考プロセスごとの合格率を高める努力も重要です。
その方法が知りたい方がこちらの記事をお読みください。

