ここではデロイトトーマツコンサルティング合同会社で働く従業員がどのような理由で退職していくのか、いくつかパターンをご紹介していきます。
デロイトは外資系コンサルティングファームの大手であり、転職先として高い人気を誇ります。
しかし、求人票などをみるだけでは良い情報ばかりが載っており、転職した後に「こんなはずじゃなかったのに」という事態にもなりかねません。
事前にどんな理由で辞めていく人がいるのかを知っておくことで、ミスマッチな転職を防ぐことができます。
ここで紹介する退職理由を踏まえて「この理由なら大丈夫そうだ」とか「この部分は覚悟して飛び込もう」といったように転職活動の参考にしてもらえればと思います。
退職理由の例
残業が多いため
デロイトを退職する理由で最も多いのは残業を減らしたいという理由だと思います。
プロジェクトアサイン中はハードな働き方を求められるため、数年なら大丈夫でもずっと同じ働き方を続けるのは難しいと考えて退職していく人が多いです。
社内で評価されなかったため
クライアントからは評価されていたがそれが社内での評価に直結しなかった。
自社の課題解決に従事したい
コンサルという立場でクライアントの課題解決するのではなく、自社の課題解決のために働きたいと考え、事業企画や経営企画ポジションへの転職を希望して退職するケースも多くあります。
その理由としては、コンサルという立場ではあくまで提案して終わりであり、最終的な意思決定は相手次第であるという点や、提案した内容を受け入れたとしてもその後の成果を出していく過程に関われないという点にもどかしさを感じるためです。
また、コンサルを離れることで残業時間も減らせるというメリットもあります。
語学力を活かせないため
語学力を活かせないという理由で退職していくケースもあります。
デロイトがいくら世界的大手のコンサル会社だからといって業務上で語学力が必要となることはあまりありません。
英語力や中国語力のある人にとっては自分のスキルを最大限活かせているとは感じられないのかもしれません。
チームごと競合に転籍
デロイトからPwCやアクセンチュアといった競合他社へと転籍するケースもあります。
言い方を変えれば、上司が競合に転職するときに自分の部下も引っ張ってチーム丸ごと移籍するということです。
この場合、部下の立場からすれば転職する直接的なメリットはあまりありませんが、仕事をやり慣れた上司についていくことで引き続き働きやすい環境を継続できるというメリットがあります。(上司との相性が悪くて退職する人も多い)
昇進して営業をしたくないため
コンサルという業界ならではですが、昇進をすることがネガティブに感じられて転職する人もいます。
なぜなら、コンサル業界ではシニアマネージャー以上になると自分が営業をして案件をとってくる立場になるからです。
それまでは上がとってきた案件をコンサルの立場でこなしていくことが求められてきたのが、急に営業職にキャリアチェンジするイメージです。
昇進することで営業をやりたくない、と考えるマネージャークラスの人が退職していくケースがあります。
規模が大きくなり自由度が減った
デロイトは年々すごいスピードで従業員数が増えていっています。
その結果、自由度が下がってきて面白くないと感じた人が退職するケースもあります。
基本的に従業員数が増えるほどルールも増え、自分が担当できる業務範囲は狭くなっていきますので、伸び伸び働きたい人からすると堅苦しく感じるのかもしれません。
部下を育てても辞めてしまう
マネージャーやシニアマネージャークラスの人が、離職率の高さに悩んで退職するケースもあります。
コンサル業界はそもそもずっと長く働く気がない人も大勢いるので離職率は必然的に高くなりがちですが、せっかく育てた部下がどんどん退職していくことに虚しさを感じる人もいるようです。
広く経験するよりも専門性を高めたい
デロイトで積める経験に不満を感じて退職する人もいます。
いろんなプロジェクトにアサインされる結果、特定分野の専門性が身につかないと感じた人が退職していくことがあります。
希望する案件が少ない
初めから希望するプロジェクトが明確になっている人にとっては、携わりたいプロジェクトが社内に少ない、もしくは全くないという状況になると退職していくケースが多いです。
デロイトトーマツコンサルティングへの転職は失敗なのか?
労働時間の長さを改善するために退職していく人が多いことを考えると、漠然と新しい経験を積みたい、という希望で転職するにはハードな環境かもしれません。
逆に、明確に将来のキャリアプランを描いている人がスキルと経験を身につけるために働くのであれば転職して後悔することは少ないのではないでしょうか。
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