離職率について
日本IBMは外資の中では離職率は低い方だと思います。
転職マーケット全体を見れば日本IBMの人は割と多く見かけますが、そもそも外資系の中ではかなり従業員数自体が多いので離職者数だけを見ると判断を誤ってしまいます。
アメリカ系外資の割には長く働く人が多く、新卒で入社してから50代になるまでIBM1社経験という人も全く珍しくありません。
正確な数値は分かりませんが、転職マーケットに出てくる人数と従業員数のバランスを見る印象だと離職率は5%~10%程度なのではないかと思います。
よくある転退職理由
グローバルに活躍できない
IBMを退職する人でよくあるのがグローバルに活躍できないから、という理由。
IBMは外資系企業です。
外資系企業で働けば海外とのやりとりが多かったり、海外で働けるチャンスも多いと考える人もいるのですが、実際のところは逆です。
日本IBMのように日本法人だけでも巨大な規模を誇る外資系企業の場合、例えば営業職の人が海外拠点とやりとりすることなどありません。
人事や経理など本社機能のポジションであればまだ可能性はありますが、それでも管理職にならない限りはそれほど多くありません。
海外勤務についても同様で、よほど高い成果を上げており世界の中での幹部候補にでも選ばれない限りは会社の辞令で海外転勤などということはまずありません。
外資だから英語を使えると思って入社した人材が「思ったよりグローバルなん環境ではない」というギャップに不満を感じて退職するケースは割とあります。
リストラされた(退職勧奨・希望退職)
IBMはこれまでに退職勧奨や希望退職によって人員を削減したことがあります。
そのタイミングでは多くの人材が転職市場に流れ込んできました。
希望退職は日系企業でも実施しているので何もIBMに限った話ではありませんし、どちらかと言えば外資の中ではあまりパフォーマンスが良くない社員でもドライにリストラする企業ではありません。
ただ、そもそもそんなに離職率自体が高い職場ではないことから、結果としてリストラによる退職者が目立ってしまっている印象はあります。
新たなチャレンジをしたい
日本IBMから外に出ることで新たなチャレンジをしたいと考える人もいます。
長く働いている人が多いからこそ起こる不満ですが、ずっと同じ仕事をしているとどこかで自分の成長が感じられなくなってしまいます。
組織や事業が急激に変わるようなフェーズの会社ではありませんし、その後も同じ仕事が続くことにネガティブな人材が退職してしまうケースがあります。
方針転換や事業縮小による不満
IBM全体としては安定していたとしても、事業単位で見ると方針転換により投資を減らしたり事業撤退をするケースもあります。
やりたい仕事が明確にあってIBMに転職してきた人などが、事業撤退などによりやりたい仕事に携われなくなった結果、退職するということがあります。
昇進までに時間がかかる
日本に進出したばかりの外資系企業などは30代前半でセールスディレクターを担うような人もいますが、IBMは既に事業も組織もある程度成熟しているため上の役職に就こうとするとある程度のスキルや経験が必要とされ、その結果若くして上に上がっていくことは比較的難しいと言えます。
そうした環境から脱して若くしてキャリアップしていきたいと考える人材がIBMを退職するケースがあります。
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