外資系企業に応募しているけど全然選考が進まない。。
外資系で最終面接合格の連絡をもらったのにオファーレターが2週間以上も来ないんだけど!
こんな疑問を解消していきます。
外資系企業では選考が止まったりオファーレターの発行が遅れることがよくあります。
理由は後ほど説明しますが、とりあえずよくあることなので気にしすぎないようにするのが一番です。
オススメ記事:外資系企業への転職を目指す人が知っておくべきことまとめ
選考結果が遅い理由:海外のせいで遅くなりがち
外資系企業において、人材を採用するかどうかの最終意思決定権は日本法人ではなく本社やリージョナルヘッドクオーターが持っています。
日系企業であれば日本が本社なのでそれほど意識することはないかもしれませんが、外資系企業の場合、日本にいない人が最終的な判断を下すのです。
特に部長や役員クラスなど管理職クラスの選考はほぼ間違いなく日本法人の上が選考に絡んでくるため長期化しがちです。
当初は日本法人だけで選考が完結すると言われていても途中で急に本社が入ってくることも多い
本国が選考に関わってくる場合、誰が選考官として登場するのでしょうか?
それを説明するには日系企業とは異なるレポートラインのあり方について理解する必要があります。
例えばあなたがマーケティング部長として入社した場合、日本法人の社長が上司となることが多いと思います。
その場合にはレポートラインは社長ということになりますが、それと同時に外資では本国(あるいは地域統括拠点)のマーケティング責任者もまたレポートラインとして存在するのです。
このケースでいうと、日本法人の社長がソリッドライン、本国のマーケティングヘッドがドットライン(あるいはドッテドラインとも)と呼ばれ、2つのレポートラインが存在するのです。
このように複数のレポートラインが存在するようなポジションの選考の場合、日本法人の社長がOKするだけでは足らず、地域統括拠点や本国のレポート先の人もOKを出さなければ話が進まないのです。
海外とは時差もありますし、上の人たちはお互いに忙しいのでなかなかすぐに選考結果が明らかになりません。
オファーレターが遅くなる理由
外資系企業の場合、選考に時間がかかるだけではありません。
選考に受かった後も時間がかかる場合があります。
基本的には最終面接で合格すればあとはオファーレター(採用内定通知書)を待つだけです。
しかし、ここで1ヶ月とか時間がかかるケースがあります。
その理由はいくつか考えられますが、1ヶ月以上かかる場合によくあるのが「組織の見直しをしている」というものです。
組織を見直した結果、「そのポジションは要らない」という結論になった場合には残念ながら採用されることはありません。
特に業績が良くない場合には特にポジションごとに採用が見直されるリスクが高くなるので注意しましょう。(業績については仮に日本法人単体で好調だったとしてもアジア地域として悪ければ見直しが入る可能性があったり、アジア地域として良くてもグローバル全体で見たら悪いという場合でも見直しが入る可能性はあります。)
ちなみに私は自分の転職活動の際、日系のベンチャー企業で内定を出すと言われてからオファーレターが出るまでは2週間くらいかかりました。
ベンチャーでもそれくらいかかるのですから海外本社なども絡む外資系企業の場合だともっとかかってもそれほど気にしない方が良いと思います。
(関連記事:私の転職活動体験談〜3社と面接して2社で内定を獲得した123日間の全記録〜)
外資系企業に転職するために必要なこと
外資系企業への転職活動を成功させるには高い英語力を身につけることが重要です。
例え営業職での転職であっても、英語ができないと昇進のチャンスも閉ざされる他、英語面接を実施されるケースもあるので、予め英語のスキルアップをしておくようにしましょう。
また、外資系企業の求人を紹介してもらうには転職エージェントを利用しましょう。
どのエージェントに登録すべきなのかは以下の記事で解説していますので参考にしてみてください。
オススメ記事:外資系企業への転職を目指す人が知っておくべきことまとめ