転職エージェント

転職で年収が下がる割合・確率は2割〜3割程度【アップさせる方法とは?】

年収を上げる方法を知る男
この記事はこんな人向け

転職を考えているけど、転職したら年収が上がるって本当?逆に下がってしまうことってあるの?

こんな疑問にお答えします。

私は転職エージェントで働いており、数多くの転職シーンに立ち会ってきました。

その経験から言えば、転職で年収が下がる人は全体の3割程度といったところ。

ただし、年収を上げることが目的なのであれば転職で年収を上げることは出来ますし、人によっては2倍になることだってあります。

別に特別なスキルが必要なわけではありません。

年収が決まる要素は個人の資質や能力の問題ではなく、単純にどの会社で働くかに依存するからです。

その意味では、狙う企業さえ間違っていなければほぼ100%年収を上げることだって出来てしまいます。

転職と年収アップの関係について解説していきます。

年収アップで転職した人の割合は50%〜70%

転職エージェントの公表しているデータを見ると、転職した人の何割が年収アップに成功しているかどうかが分かります。

年収が上がった割合を公表している転職エージェントのデータを元に、転職で年収が上がる確率を調べてみたところ以下のようになりました。

パソナキャリア 67.1%

クリーデンス 54%

リクルートエージェント 62.7%

これを見ると、エージェントによって年収が上がる割合に差がついていますね。

パソナキャリアでは7割近い人が年収を上げて転職していますが、クリーデンス(パーソルキャリアグループ)では5割ちょっと。

つまり、転職することで半分以上の人が年収を上げることができているということです。

ただ、実はこれは大した意味を持ちません。

なぜなら転職によって年収が上がるかどうかはギャンブルのような確率論ではなく、構造的に決まるものだからです。

エージェントが発表するこれらの数字から言えることは、「50%〜70%の確率で年収が上がる」ということではありません。

見方を変えると「30%〜50%の人が年収を上げない転職を選んだ」というだけのことです。

当然ですが、人によって転職で求めるものは違います。

年収は上がれば誰でも嬉しいですが、残業が少ない環境や仕事内容、勤務地などを優先して転職する人たちも大勢います。

その結果、年収が上がらないオファーをもらっても自分が希望する条件が満たされていれば転職を決断する人たちが3割〜5割いるということなんです。

なので、年収を上げたいのなら年収が上がらない内定は辞退すれば良いだけの話で、確率で決まるものではないんです。

未経験度合いの高い転職ほど年収は下がる

新卒の就職活動の場合には大卒か大学院卒かで金額の差がつくように、学歴がポイントになります。

ただし、それでも大した差にはなっていません。

会社によっても学歴によってもほぼ横並びでスタートします。

しかし、転職の場合には即戦力度合いによって年収水準も変わってきます。

例えば、営業経験者が営業職の求人に応募するのであれば年収は維持あるいは年収アップでの転職が可能です。

しかし、営業しか経験のない人がマーケティングポジションに応募する場合であれば、即戦力にはなり得ませんのでいきなり高い年収を目指すことはできず、年収が下がるのが普通です。

長期的なキャリアを見据えて一時的に年収を落としてでもキャリアチェンジする(新たな職種で経験を積む)のか、それともこれまでの専門性を生かす方向で転職するのか。

それによって転職時のオファー年収は大きく違いが出てくるんです。

もし年収を上げることにこだわりがあるという方は、この後に紹介する考え方に従って求人を探してみてください。

年収アップの法則に従って転職すればOK

年収が上がる転職には法則があります。

年収アップにこだわりがあるなら、闇雲に応募するのではなくきちんと戦略的に応募する案件を選ぶようにしましょう。

具体的には年収を上げる方法は9つに分類でき、それに沿った求人を探して応募することで年収アップの内定が出る確率を上げられます。

それぞれの法則について詳しく知りたい方は以下の記事にまとめているのでチェックしてみてください。

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年収を下げる転職はありなのか?

年収を下げての転職はプライドが許さない、という方もいらっしゃるでしょう。

ただ、現実には年収を下げた転職は全然珍しいものではありません。

年収よりも仕事のやりがいを重視する人もいれば、「年収は後からついてくる」という考え方で転職先で結果を残すことにこだわる方もいます。

誰にとっても正解という道はありません。

ご自身が一番納得できる転職を目指してみてください。