お金をかけずにTOEICのスコアって伸びるのかな?
どうやって勉強すればどれくらいの期間で何点になるの?
こんな疑問やお悩みにお答えしていきます。
私は大学入学時点で450点ほどだったTOEICのスコアを、留学もせず英会話学校にも通わず独学で勉強した結果、1年で810点にまで伸ばすことに成功しました。
その経験をもとに、お金をかけずに英語力を伸ばす勉強方法について紹介していきます。
関連記事:外資系企業で働くのに必要なTOEICの点数は800が目安である理由
英語が全くできなかった中学生時代
私の英語力について思い返すと、学生の頃はかなり酷かったです。
文法は全く理解できず、「be動詞ってなんだよ!」って感じです。
英単語を見てもどう発音して良いのかわからず、「Guitar」は「ぐいたー」って発音してクラスから笑われ、「オランダは英語で?」と質問され「おぅらんだ」と言ってクラスから笑われるレベル。
高校受験の時も英語はどちらかと言えば苦手な科目でした。
英単語帳1冊丸暗記でセンター試験で9割取れた
高校に入ってからもそんなにレベルは変わらなかったのですが、大学受験を控えた高校3年生の時が一つのターニングポイントでした。
この時に英単語帳1冊を2週間かけて100%暗記したところ、一気に点数が伸び、センター試験では9割を取ることができました。
私はその時に英語力の半分は語彙力にあると実感しました。
大学入学時のレベルはTOEIC450程度
大学に入学したときに英語のクラス分けのためにTOEICを受けさせられたのですが、その時のスコアは450点程度。
センターで9割取れたのにTOEICだとこれだけしか取れないんだ、、と愕然としたのを覚えてます。
大学受験の時の塾の先生から、「これからは英語ができないとダメだ。英語は勉強を続けなさい」と言われたことを思い出し、TOEICのスコアを本気で伸ばそうと思ったのもこの頃です。
そこから1時間目が始まる1時間前には大学の教室に入って、誰もいない教室で1時間ほど勉強をし、授業の合間やアルバイトが始まる前に大学の図書館で勉強をし、毎日3時間以上は勉強をしていました。
勉強の方法はTOEICの対策本をひたすらやること。
半年後に600点台突入
勉強を続けて半年が経った頃にTOEICのテストを受けたところ、680点を取ることができました。
意外に頑張った方だと思います。
この時の点数を見て、リーディングでは点数が取れているもののリスニングが課題だと考え、リスニングの特訓をすることにしたのです。
具体的な方法としては、TOEICの対策本ではなく、英語の発音を習得することに特化した教材を購入してネイティブの発音を学ぶことにしたのです。
これが効果的でした。
正直、英語の発音って単語単体での正確な読み方をしないですよね?
日本語でも会社で「おはようございます」っていう時、一文字一文字ちゃんとは読まずに「お〜ざいます」みたいになんとなく省略して発音すると思います。
英語だとリエゾンとかもそうですが、そうしたちゃんと発音されない言葉や状況を知っていないと対応できないと思ったので、発音を徹底的に学んだ結果スコアを伸ばすことができたのです。
1年後に810点を取得
TOEICは450点→680点→780点と伸びた後、1年経過する頃には810点にまで上げることができました。
最初の400点台からすれば大幅アップですね。
結果的に就職活動でもTOEICの点数で注目してもらえることも多くてスムーズに内定をもらうこともできました。
やはり英語力は市場価値の高いスキルなのだと実感しましたし、それは転職エージェントとして働くいまより一層強く感じることでもあります。
英語力があるだけで、英語ができない人には紹介できないような高年収な求人をたくさん紹介できるんです。
同じ社会人の方へのアドバイス
社会人になった今思うこととしては、社会人の人に自分と同じやり方はあまりオススメできないということです。
なぜなら、圧倒的に無駄が多いから。そして時間がかかり過ぎるから。
私は毎日3時間以上、1年かけて英語の勉強をした結果TOEICのスコアを450点から810点まで伸ばすことができました。
しかし、下の表を見て下さい。ここには現在のスコアと目指すスコアをもとに、必要な勉強時間が示されています。(参照URL :https://www.rarejob.com/englishlab/column/20161029/)

私は1日3時間×365日勉強をしていたので1095時間を勉強に費やしたことになります。
一方、表を見てみると、450点の人が850点を取るのに必要な勉強時間は975時間。
本来なら私がやったよりも少ない勉強時間でもっと高いスコアまで伸ばせたはずなんです。
この理論値と実際とのギャップがどこにあったのかというと、自分の課題認識の精度と、課題を克服する上でのアプローチ方法とに無駄が大きかったのだと分かります。
まあ、英語学習は素人なので無駄があることは仕方ないのですが、その無駄が許容できるのはまだ時間に余裕がある学生だからです。
社会人には時間の余裕が一番ありません。
勉強時間を確保するのも大変ですし、何よりボーッとしていたらスキルが上がる前に転職できない年齢になってしまうからです。
なので私がいま社会人の人に対してお伝えしたいのは、お金を節約して独学で長い期間にわたって勉強するのではなく、しっかりお金を払ってでも効率よく英語力を伸ばす方法を選ぶべきなのだということです。
独学で英語力を伸ばした経験に加えて、現職の転職エージェントである私から見ておすすめの英語学習方法はこちらの記事で解説していますので参考にしてみて下さい。⇨転職エージェントで働く私が英語学習にプログリットをオススメする理由