市場価値

TOEIC700の転職市場価値とは?内定をもらえる求人や選べるキャリアは?

TOEIC700点というのは転職市場の中では「英語がそこそこ使える」という評価になります。

読み書きだけではなく、英語で話す機会があるポジションでも合格する可能性があるのがこのレベル。

とはいえ、あくまで「そこそこ」のレベルであり、英語での交渉ごとをまとめられるような高度なスキルがあるとはみなされません。

その意味ではまだまだ英語力をアップさせていくことで応募できる求人の幅が広がっていきます。

以降で詳しく解説していきます。

TOEIC700点の英語力は中級レベル

TOEIC700点というのは、TOEIC受験者の中でいえば上位36.5%。つまり、100人中36〜37位ということになります。

英語力としては読み書きは問題なくこなせる他、会話についてもある程度スムーズに行えるのがこのレベルです。

TOEICの点数別の分布
(※グラフはTOEICの公式HPの第255回 受験者数26,515人のスコアデータを元に作成)

スピーキング力が必要な求人で合格できる可能性がある

TOEIC700点あれば、仕事で英語でのコミュニケーションが発生するポジションでも内定をもらえる可能性が出てきます。

例えば海外営業や海外駐在ポジションのように、「海外」と名のつく求人でも内定をもらえ始めます。(実際にはスコアよりも実力の方が重視されるのであくまで目安です)

具体的な求人イメージ

リクナビネクストで公開されていた求人をもとに、TOEIC700点以上の英語力が必要となる求人を3つピックアップしてご紹介していきます。

求人①外資系企業での新規事業開発マネージャー

■想定年収:1200万円

■業務内容:

・世界各国で開発製造されている同社の広範囲な溶接材料の技術的特徴を把握する。 
・上記溶接材料の中から競合他社に対して優位性のある、価格競争力のある商品を探し出し、日本市場での拡販をはかり、同社の製品ポートフォリオを継続的、積極的、戦略的に拡大し、売上と利益の拡大に貢献する。 
・ターゲット顧客に対して戦略的事業計画を策定してその実行のリーダーシップをとる。 
・顧客との技術的な話を全面的に担当する 
・顧客と同社社溶接材料担当技術者との間に立ち、仕様交渉を推進する。 
・市場動向、顧客要望、競合の戦略を分析し、溶接材料の差別化を通じて顧客価値の最大化をはかる。 
・溶接材料の販促資料の作成。

■応募要件:

・溶接または冶金の幅広い知識をお持ちの方 
・溶接材料業界において8年以上の経験 
・特に低合金、高合金の溶接材料の経験、知識の豊富な方 
・重工業、建設、エネルギー、オフショア、パイプミル、発電、化学プロセスなどの製造業に関する溶接材料の知識をお持ちの方 
ビジネスレベルの英語力(TOEIC700点以上もしくはそれに相当する実力) 

求人②日系メーカーでの海外営業

■想定年収:600万円(入社8年目)

■業務内容:

海外顧客と自社アジア拠点を 
コーディネートする営業が主です。 
市場動向、世界情勢などを把握して情報をシェアし、 
生産スケジュールや納期の調整を行います。 

■応募要件:
・営業経験者 
・通訳・翻訳の勉強をした方・経験者 
・海外勤務・留学など海外での生活経験者 
TOEIC700点以上/目安※理系の方は600点以上 
英語を使ってWEBミーティングができる方 
・貿易業務経験者歓迎 

求人③日経メーカーの海外拠点サポート(技術)

■想定年収:500万円〜800万円

■業務内容:

海外で使用されている同社製品の点検、修理を担う現地スタッフの指導・管理や海外出張を伴う点検、修理のノウハウ指導、問い合わせ対応、各種マニュアルの作成等。対応先の国は多岐にわたりますが、アメリカ、ドイツ、中国が多くなります。1週間程度の出張ベースで現地に訪問いただき、現地スタッフへの指導や顧客へのレポートなどを行っていただきます。

■応募要件:

【必須】ビジネス会話レベルの英語力(TOEIC700点以上もしくは海外留学・在住経験) 、理系の素養をお持ちの方 

【尚可】FAE、サービスエンジニア等の技術的な顧客折衝経験、電気・電子・機械系の知識

自分で他の求人を調べてみたい方はリクナビネクストを使ってみましょう。

ただ、個人的にはリクナビネクストではなくリクルートエージェントの方がオススメです。

混同している人も多いですが、リクナビネクストが求人メディアであるのに対してリクルートエージェントは転職エージェント。

エージェントにはメディアでは公開できないような貴重な求人が沢山集まってくるので、登録と面談だけ済ませておけばキャリアアップのチャンスを逃さずに済みますよ。

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さらに英語力を高めることで選べる求人は増える

TOEIC700点では内定をもらえない求人も多く存在します。

例えば、日本法人の規模がまだ小さい外資系企業で内定をもらうには、より高い英語力が必要です。

基本的に外資系企業の場合には規模が小さくなるほどコミュニケーションは英語がメインになりますので、TOEIC800点以上はないと合格するのは難しいです。

また、同じ海外駐在ポジションについても赴任先が欧米の場合には同じく800点以上は最低必要となります。

ただ、それでも内定を絶対にもらえないというわけではありませんので、チャレンジしたい人は応募してみても良いでしょう。

市場価値を高める英語力を身につけるには

TOEIC700点ある人は800点までどれだけ早くスコアを伸ばせるかが重要になります。

市場価値は年齢とスキルのバランスで決まりますので、60代で英語力を身につけるより50代、50代より40代で身につける方が圧倒的に市場価値は高くなります。

つまり、早くスキルを上げることが市場価値を上げるor落とさないコツです。

また、単にTOEICのスコアを上げるだけでなく実際に英語を使ってコミュニケーションを取るスキルも同時に上がらなければ意味がありません。

もし自分1人だけの力で伸ばすことが難しいと感じるようなら、英語学習のプロに相談して自分に合った学習プログラムを組んでもらうのが良いでしょう。

例えばプログリットなら返金規定もあり安心して利用できると思います。

※参考記事:転職エージェントで働く私が英語学習にプログリットをオススメする理由

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