市場価値

TOEIC500点の転職市場価値とは?どんな求人やキャリアが選べるのか解説

TOEICを受験したけど500点だった!これって転職に有利なの?という疑問にお答えしていきます。

結論から言えば、英語力を必要とする求人に応募するにはハードルが高いので、さらなる英語力向上を目指していきたいところ。

具体的に狙える求人や伸ばし方について解説していきます。

TOEIC500点の英語力は初級レベル

TOEIC500点というスコアは、TOEIC受験者の中では上位75%程度。言い換えれば100人中75位くらいの点数です。

TOEICのスコア別順位
(※グラフはTOEICの公式HPの第255回 受験者数26,515人のスコアデータを元に作成)

あまりスコアが高い方とは言えませんが、そもそも英語が全くできない人はTOEICを受験しないと考えられますので、日本全体で見ればもっと実力は上の方と見ることもできます。

とはいえ、TOEIC500点前後の人はビジネスで英語を使っていくには少し厳しい印象。

初級〜上級までランク分けをしたとすると、初級に分類するのが妥当かと思います。

選べる求人は英語力を必要としないものが中心

TOEIC500点の人が転職市場で選べる求人としては、あまり英語力を必要としないものが中心となります。

なので、応募要件の中に「英語力必須」と書いてあるような求人では内定をもらうことは厳しいでしょう。

狙い目としては「入社後に英語をキャッチアップしていく意欲のある方」などと、最初は英語ができなくとも受け入れてくれる会社や求人がオススメです。

具体的な求人のイメージとしては、日系企業の国内関連業務、外資系企業の場合には大手の営業であれば応募対象に入ってくるでしょう。

求人の具体的なイメージ

リクナビネクストで公開されていた求人情報をもとに、TOEIC500点で応募できる求人の具体的なイメージを掴んでいきましょう。

求人①メーカーでの企画・管理業務

■想定年収:450万円〜850万円

■業務内容:機械事業のアフターサービス全般を担う事業部全体の事業計画策定・管理、事業運営企画、管理面の課題推進

■応募要件:製造業における事業企画・管理のご経験、製造業における事業部経理のご経験、TOEIC500点相当の英語力

求人②メーカーの国内営業

■想定年収:450万円〜600万円

■業務内容:石油化学、石油精製、製鐵、半導体、発電、医薬、一般機械などの主にインフラ等に関わる樹脂製品の国内営業業務をお任せします。
案件開拓、見積、契約業務など商務全般/法人営業業務、提案型(ソリューション)営業業務(経験に応じて営業戦略の立案と活動実施、国際営業業務)。
扱う商材のメインは、ライニング配管、バルブですが、ガスケット等のシール材、PTFE加工品等も取り扱っていただきます。

■応募要件:法人営業実務経験が3年以上あり、かつTOEIC500点以上。DXの視点でプロジェクトや案件の実現へ向け、自ら推進力を発揮し実行力を有する、及びノウハウ等を有する方。

求人③人材会社の人事

■想定年収:450万円〜650万円

■業務内容:

・既存制度のブラッシュアップ~新制度構築等
・従業員満足度をあげる各種施策構築等
・36協定締結・管理、有休取得管理
・組織力の強化、個別課題の解決等

■応募要件:

【必須】労務業務の経験が1年以上
特に、就業規則などの諸規則の制定・改定や36協定締結、届出、残業時間・有休取得管理のある方は優遇します。
【歓迎】
・人事制度、人事規定(就業規則含む)の新規策定または改定の経験 
・3~5年以上の人事経験(派遣会社以外の事業会社での人事経験が必須)
・労務、勤務管理、産業保健業務の経験
TOEIC500点以上(英語にアレルギーのない方であれば可)

他にも求人を見てみたい方はリクナビネクストからどうぞ。

ただ、それで良い求人が見つけられなかった方はリクルートエージェントに相談するのもオススメ。

リクルートエージェントに登録して面談まで済ませれば、リクナビには出せない貴重な求人も自分で見つけられるようになるのでオススメです。

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英語力で市場価値を高めたいならレベルアップが必要

せっかくTOEICのスコアを取るなど英語を勉強しているのなら、もっと英語力を高めていくことで人材としての市場価値は飛躍的に高めることができます。

例えば、仮にTOEIC800点以上に相当する英語力を身につけることができれば、日系企業の海外関連業務や外資系企業の本国とのやりとりが発生するようなポジションも狙うことができるようになります。

日系企業の海外関連職に転職してそこから海外駐在したり、高い英語力を必要とするような外資系の上級ポジションに転職すれば年収は軽く1000万円を超えます。(2000万円を超える人もザラにいます。)

英語力を伸ばすことで市場価値アップを目指したいという方は800点台の実力を身につけることを念頭に置きましょう。

関連記事:外資系企業で働くのに必要なTOEICの点数は800が目安である理由

関連記事:独学でTOEIC400から810にスコアを上げた勉強方法と反省点

ただ、気をつけたいのがスキルアップのスピード感。年齢を重ねるほど転職市場では不利になるため、時間をかけすぎないことが重要です。

   ※参考記事:英語力は短期間で伸ばすべき理由【市場価値と年齢の怖い話】

とはいえ、それを自分の力だけで達成するのは極めて難しいです。

ちゃんとプロに自分の英語力の課題を見つけてもらい、それに合ったプログラムを組んでもらうことが最短で英語力を伸ばすコツ。

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  ※参考記事:転職エージェントで働く私が英語学習にプログリットをオススメする理由