転職活動

MBAは転職で有利?【スキルアップには有効でも学歴の価値は無い】

MBAを取ることで転職の可能性が広がった街
この記事はこんな人向け

MBAを取ろうか迷ってる。お金もかかるからには元を取りたいけどちゃんと良いところに転職できるのかな?

こんな疑問にお答えしていきます。

キャリアップを目指す人に人気のMBAですが、結論から言ってしまえば資格のために取る意味はほぼありません

なので、取得を目指す人はあくまでも自分のスキルや知識の習得、人脈形成を目的とされる方が良いです。

今回は転職エージェントの目線から、MBAについて解説していきます。

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MBAとは?

どんな資格なのか

MBAは経営学修士、つまりは大学院における経営学の修士号を指します。

MBAは経営に関する深い知識を持っていることの証であり、中小企業診断士と並んで人気の資格となっています。

大学院に通うのはお金もかかることから、年齢層としては社会人になって一定の年数就業した30代半ば〜40代前半くらいの層が多いです。

取得までにかかる時間やお金は

MBA取得までにかかる時間は1年から2年。

費用としては国内のMBAで300万円〜500万円前後、海外だと学費もより高額になり生活費も上乗せされることから1000万円〜2000万円程度と言われています。

これだけ高いお金を払うのだから元を取りたいですよね。

基本的にMBAは社会人になってから取得することが多い資格ということもあり、費用面が他の資格と比べると段違いですね。

大手だと会社負担で取得できることも

超大手の企業だと会社のお金でMBAを取らせてくれるところもあります。

その場合、費用を会社が負担する代わりにMBAを取ってから数年(だいたい5年程度)は転職してはいけないルールを設けている企業が多く、もしそれに反して転職した場合には留学費用を会社に返還しなくてはいけません。

それでも、社費でMBAを取った人の中には、お金を自腹にしても良いから転職したいとエージェントに相談に来られるケースも珍しくありません。

どこの大学(院)が良いのか?

ファイナンシャルタイムズ(以降FT)が発表している世界のMBAランキングによると、トップ5は以下のようになっています。

1位:スタンフォード大学

2位:ハーバード大学

3位:INSEAD

4位:ペンシルベニア大学ウォートンスクール

5位:中欧国際工商学院

このように、MBAの最高峰としてはアメリカの名門大学が名前を連ねており、世界トップ100のうち約半数はアメリカです。

一方アジアでは中国やシンガポールの大学がランクインしています。

日本の中だけ見れば慶應大学や名古屋大学などが有名どころとしてあげられますが、日本勢は世界トップ100にもランクインしていません。

FTの発表しているMBAランキングはこちら

MBAを取ることで転職は有利になるのか?

直接的な効果は期待出来ない

MBAをキャリアアップのために取得する人は多いですが、MBAを取ることが転職や昇進昇格で有利になるのかというと微妙なところです。

正直言って、世の中の9割のMBAは学歴としては価値がありません。

先ほど紹介したような世界のトップMBAであれば別ですが、それ以外のMBAでは企業からすると「ふーん」で終わります。

むしろMBAを取っていることで扱いづらいと思われるケースなんかもあります。

その意味で、MBAを取ったからといって、良い企業に転職できるようになるわけではありません。

間接的には効果が出る場合もある

MBA取得の過程で得られる知識や経験を実務に活かすことで、それまでよりも高いパフォーマンスを出せるようになれば、それが結果的に転職や昇進昇格に有利に働くことはあるかもしれません。

こうした間接的な効果は期待できます。

MBA取得に費やす時間を全て仕事に充てて成果を出しても同様に昇進には有利になると思いますし、それならコストはかかりません。

わざわざ高いお金を払うのか慎重に決めましょう。

MBA取得を考えるのであれば、あくまで勉強の過程で知識やスキルを身につけていくという意識で臨まれることを強くお勧めします。

世界トップクラスのMBAなら市場価値はかなり高い

MBAを学歴としてアピールし、それによって転職活動を有利に進めたいということであれば世界トップ100に入るレベルのところを目指しましょう。

超有名校でMBAを取れたら仕事に一生困らない

世界トップクラスのMBAを持っていれば、マッキンゼーやボストンコンサルティンググループといった世界トップクラスのコンサル会社へも転職する道が開けます。

コンサル会社はクライアントに経営のアドバイスをする立場です。

大手コンサル会社のクライアントともなれば超大手の役員となるわけですので、その相手から見てすごいと思われるレベルの学歴が必須となるのです。

大手コンサルと言っても、アクセンチュアやPWC、デロイト、KPMGあたりであればそんなに大そうな学歴は必要ありません。

あるいはメーカーでも超大手の経営企画や社長室など、重要なポジションでの転職はいくらでもできます。

正直言って企業やポジションは選び放題です。

こうした世界トップクラスの大学院入試で合格するにはそれまでの学歴や現在の就業先の社格も見られることから、そもそもトップクラスの人材でなければ入学試験に受からないので、受かっただけでもエリートの証になります。

学歴にコンプレックスのある人がトップMBAを取って最終学歴を更新したい!と思っても、そもそもの学歴や社歴がトップクラスでないと入学できないので注意。。。

実際に、FTのMBAランキング1位のスタンフォードでMBAをとった人材の平均年収は228,074ドル(=1ドル110円として約2300万円)とかなり羨ましい金額となっています。

同ランキングではMBA取得前後での昇給幅も出していますが、それを見ても129%アップですので、スタンフォードでMBAを取ると給与が2倍以上に増えるということになります。

転職は知人紹介も重要なチャネルとなる

こうした世界トップクラスのMBAを持っていれば、仮に転職エージェント経由でいい求人が見つからなくとも、大学院在学中に培ったネットワーク内でも十分にいいポジションを探せることでしょう。

世界トップレベルのMBAには世界のトップ企業からトップレベルの人材が集結してくるので、そこで培うネットワークの価値は計り知れません。

海外でOB会なんかが開催されるようですね。

集まる人はすごそうです。

知人経由での転職は世界トップのMBAだけでなくとも有効な手段の一つです。

国内でもグロービスに通うのは意識や能力の高い社会人が中心ですし、社外の人脈形成の上でも重要な意味を持っています。

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「国内でMBAをとって学歴として企業にアピールしたい」ということだと日本のMBAの評価が高くないためおそらく期待外れな結果となります。

先ほどもお伝えしたように、ほとんどの場合MBAを持っているだけでは転職に有利にはなりません。

しかし、30代前半くらいまでの層の転職であれば国内のMBAでも有利に働くことがあるのでご紹介しておきます。

コンサルティング業界への転職はMBAで有利になることも

MBAの資格があることで、コンサル業界への転職が有利になることがあります。

特に最近はPWC、デロイト、アクセンチュア、KPMG、EYなど、大手のコンサル会社が軒並み大量に中途採用しているため、MBAの知識を活かして転職しやすい市場感となっています。

まとめ:MBAはあくまでも補助ツール

MBAという資格はそれ単体では転職の切り札にはなり得ません

例えば40歳で、これまで営業しか経験のない方がMBAをとったからといって、経営企画のポジションを希望してもオファーをもらえる可能性は限りなくゼロです。

エージェントを利用した転職活動では経営企画の求人すら紹介してもらえないかもしれません。

大原則として、中途採用市場において40代ともなれば即戦力性が最も重要なポイントであり、未経験の要素が強い求人ではまず受からないのです。

そのことを理解し、自分の知識や経験の幅を広げるために大学院に通うのであればきっと良い学びの場となることでしょう。

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