・良い転職エージェントと悪い転職エージェントって具体的に何がどう違うの?
・どうやってエージェントの良し悪しを見極めたらいいの?
転職エージェントでの経験を元にこんな疑問にお答えしていきます。
まず重要なのが、転職エージェントの良し悪しは企業より個人の要素の方がかなり強いということを押さえておきましょう。
「リクルートって全然ダメだわ」とかいう人もいますが、それはリクルートが悪いわけではなく、担当者の質が悪かっただけの話です。
当然、質の高いコンサルタントが多いエージェントとそうでないエージェントがあります。
でも、転職エージェントごとの違い以上に、個人による違いの大きい極めて属人的な仕事であるという点は押さえておきましょう。

良い転職エージェントの特徴
良い転職エージェントに巡り合うことができれば以下のようなメリットがあります。
・自分の希望にぴったりの求人を紹介してくれる
・求人が出ていない企業でも自分のことを企業に提案してくれる
・思ってもみなかった提案をしてくれる
・企業から不合格の連絡が来ても再度プッシュして合格を掴み取ってくれる
かなり大きなメリットですよね。
ですが、これだけ優秀なコンサルタントに巡り合える確率は30分の1程度(もっと低い?)でしょう。
また、コンサルタントが優秀でも、あなたがコンサルタントから信頼されていなかったり評価されていない場合には上記のメリットは得られません。
あなたの力になりたい!とコンサルタントの方に思ってもらえることが重要なので、積極的な自己開示や頑張りたいと言う意思表示をしていくことで味方につけましょう。
斜に構えた態度を取っていては相手にされませんよ!

悪い転職エージェントの特徴
質の悪い転職エージェントの特徴は以下の通りです。
・希望や経験に合わない求人ばかりを紹介してくる
・経歴詐称を勧めてくる
・勝手に企業に履歴書を送っている
・自分の担当企業をゴリ押ししてくる
ざっと見ただけでも結構イヤなモノが並んでますよね 笑
特に、中小のエージェントや外資系のエージェントの中にはコンプライアンス意識が弱いコンサルタントも多く混じっているので注意しましょう。
転職エージェントは慈善事業ではありません。
日々の営業ノルマに追われている人たちなのだと認識しておくことが、悪いエージェントに捕まらないコツです。

転職エージェントの質が悪い原因
なぜ質の悪い転職エージェントが存在するのでしょうか。
それは以下の様な原因があります。
・KPIを厳しく管理されており、未達成だと詰められる文化
・売上さえ上げれば倫理観は後回しで良いという文化
・未経験者の大量採用&教育不足
転職エージェントは不動産とか証券会社の営業と同じく、体育会系の営業スタイルの会社も多くあります。
その結果、「何人企業に紹介したのか」など、数字目標を達成する様厳しくマネジメントされているので、とにかく自分の数字を達成しようとするコンサルタントが数多くいるのです。
また、リーマンショック以降、2019年まで転職エージェントはものすごく儲かるビジネスだったため、各社が急激に業界未経験の人材を大量に採用し始めました。
その結果、スキルが未熟なコンサルタントが大量に出てくる様になったのです。

こんなエージェントには注意
質の悪いエージェントを見極める方法として、以下の項目に当てはまるところは要注意です。
・転職サイトから土日にスカウトメールを送ってくる
・「とりあえず受けてみましょう!」しか言わない
・企業の悪い評判を知らない/言わない
良い転職エージェントの選び方
質の高いコンサルタントは大手より個人
質の高いコンサルタントは大手のエージェントにいて、それから独立している人が多いです。
大手にいると担当できる業界や企業などが自由に決められなかったり、後輩の育成に時間が取られたりするので優秀な人の中には独立を選ぶ人がいるんですね。
当然大手のエージェントの中にも優秀なコンサルタントは数多くいますが、未熟なコンサルタントも混じっているので玉石混交です。
ただし、この記事でも書いた様に、小さいエージェントほどコンプライアンスの意識が薄く、むしろ質が悪いところも多くなるのでそこが気になる人は大手を使った方が良いです。
もし個人でやっているエージェントに出会いたいと思うのなら、とりあえず転職サイトに登録しておき、いろんなエージェントから声がかかるのを待ちましょう。

その中からいくつかのエージェントと面談をしてみて、信用できそうか、優秀そうかを判断するのが良いです。
安心安全重視なら日系の大手
個人情報を勝手にばらまかれたくないなら(全員そうだと思いますが、、)外資系の転職エージェントより日系エージェントを優先的に使うようにしましょう。
外資エージェントは日系エージェントよりも数字至上主義で、個人情報を守ることより自分の数字優先という人が日系より多いです。(数字がいかなければクビになる世界なので、、、)
土日にもかかわらずスカウトサイトからメールが飛んでくるようなエージェントはゴリゴリの営業マン。
あなたのキャリアよりも自分の数字を追いかけているタイプが多い。
当然、誠実で優秀なコンサルタントも多いので使わないのももったいないのですが、コンプライアンスへの意識は全体的に日系の方が高いです。
とはいえ、外資系企業に転職したいのなら日系より外資系のエージェントの方が求人をたくさん持っているので、使うことも検討してみてください。

また、先ほど優秀なコンサルタントは大手から独立すると述べましたが、小さいエージェントも個人情報保護の意識が弱いことがあります。
もし優秀なコンサルタントを探すことよりも安心安全に転職活動を進めることを優先するなら、”上場している日系の大手”エージェントが最も安心です。
やはり上場しているのとしていないのとで求められる管理体制の次元が全く違います。
オススメの日系大手エージェントは以下の記事で紹介しています。
