転職活動

売り手市場と買い手市場とは?転職すべきタイミングを見逃すな!

売り手市場と買い手市場のバランスイメージ

キャリアを考える人にとって、売り手市場なのか買い手市場なのかは常にアンテナを張っておくべき情報です。

売り手市場は求人数が増えてキャリアアップにもってこいの状態

新型コロナウイルスはここ数年続いていたそんな売り手市場の状況を一変させ、転職市場や就活市場は買い手市場へと変わってしまいました。

ですが、結論から言えば、転職するタイミングとして売り手市場であることにこだわりすぎることはリスクがあるのでオススメはしません。

常に情報収集しておき、応募すべき求人が出てきたときが転職すべきタイミングです。

その理由について詳しく解説していきます。

売り手市場と買い手市場の意味

売り手市場と買い手市場とはどちらも就職や転職など、雇用に関する言葉です。

売り手市場とは、売り手(自分の労働力を売りたい人=求職者)側にとって有利な状況のことを意味しています。

簡単に言えば、求職者の数に対して求人の数が多くある状態のことで、求人数が多いことで求職者は求人を選べる立場にあります。

売り手市場のイメージ

一方、買い手市場とは買い手(労働力を必要としている側=企業)にとって有利な状況のことを意味しています。

求人数に対して求職者の数が多いため、求職者にとっては不利な状況と言えます。

買い手市場のイメージ

ただ、実はこれら売り手市場と買い手市場との間に明確な線引きはありません。

目安となる指標としては有効求人倍率があるものの、有効求人倍率がどの水準になったら売り手市場と言えるのか、どの水準を下回ったら買い手市場と呼ばれるのかについてはルールがあるわけではないのです。

円高や円安と同じように、あくまでも前と比べて「売り手有利になった」とか「買い手有利になった」というようなイメージで捉えるのが良いと思います。

売り手市場で転職するメリット

売り手市場で転職することにはメリットがあります。

まずは内定がもらいやすいという点。

売り手市場だと企業は人材確保のために多少選考のハードルを下げてでも内定を出してくれるので、本来なら合格しなかった企業にだって転職できてしまうこともあるのです。

例えば、未経験の職種や業種にでも転職がしやすかったり、いつもなら若手しか採用しない企業がミドル〜シニアの方でも転職できたり、というイメージです。

また、内定を出しても他社に持っていかれないようにするために年収を高めに出してくれる効果も期待できます。

例えば、本来であれば年収500万円でオファーを出すところを、550万円で内定を出してくれたりすることがあります。

このように、売り手市場での転職活動では内定のもらいやすさと年収の上げやすさという点でメリットがあるのです。

売り手市場になる時期やタイミング

売り手市場になる時期やタイミングについて説明していきます。

売り手市場や買い手市場になるタイミングは短期、中期、長期で分けて考える必要があります。

短期では個別企業の動向に影響を受ける

まず、短期というのは個別の企業ごとの事情による変動です。

例えば、企業が大掛かりな新規事業を立ち上げた場合であれば、その事業を軌道に乗せるために大規模な増員を図る必要が出てきます。

そうするとその企業単体で見れば人材需要が急増するため、突発的なタイミングで売り手市場が訪れることがあります。

転職市場全体というよりは特定の企業に限定して売り手市場になるイメージです。

こうした動きは今日にも起こっているかもしれませんし、明日起こる可能性もあります。

そういう意味で短期として分類しています。

中期的には一年間のカレンダーで市場が変化

中期とは一般的な企業のカレンダーに従って起きる人材需要が増えるタイミングのことを指します。

例えば新卒採用と同様、中途採用も実は4月入社が多いのですが、これは日系企業の多くが3月決算であり、4月から新年度を迎えるにあたり3月と4月の間で組織が大きく動くタイミングだからです。

そして、4月からの新体制に向けた人事計画は前年の11月ごろから決まり始めるのが一般的な会社のスケジュールとなっていることから、それくらいから徐々に新年度のスタートダッシュを切るために必要な人材採用が活発化してくるという特徴があります。

こうした動きは特定の企業に限った話ではなく、日系企業全体の傾向として存在するものであり、一年間のなかで毎年似たような動きをしています。

これが中期的な売り手と買い手のトレンド変化です。

長期的には世界経済の変動によって市場が変化する

そして最後に長期トレンド。

これは経済全体トレンドと相関し5年〜10年ほどのスパンで売り手市場と買い手市場とが繰り返されることを指します。

2009年〜2012年ごろはリーマンショックの影響からどの企業も新卒採用・中途採用を軒並み控えていました。

その結果、求職者にとっては厳しい状況が続きました。

しかし、そこから徐々に右肩上がりで転職市場や新卒採用市場は活発になり、2016年ごろから2019年に至るまでの3年ほどは圧倒的な売り手市場と呼ばれるほどになったのです。

新型コロナウイルスは売り手市場を買い手市場へと変えた

ただ、2019年の後半には徐々に売り手市場から買い手市場へとシフトする動きが見え始め、2020年の春に始まった新型コロナウイルスの世界的流行を受け、その流れが決定的なものとなりました。

その結果、今では売り手市場ではなく買い手有利な市場へと大きく変わってしまったと言えます。

売り手市場に固執するのもリスク

会社説明会で質問するイメージ

新型コロナウイルスの影響で転職市場は売り手市場から買い手市場へと変貌してしまいました。

では、今転職を考えている人は次にまた売り手市場に変わるまで待った方が良いのでしょうか?

実はそうとも言い切れない事情があります。

ここまで売り手市場で転職するメリットについて説明しましたが、実は売り手市場で転職することにこだわりすぎるのにはリスクもあるのです。

まず、世の中が再び売り手市場に戻るまでにはおそらく数年かかるということ。

そして、転職市場は常に経験とセットで年齢も評価されるという点が理由です。

例えば、今の職場ではスキルも年収も上がっていく見込みがないとします。

その人が今転職せずに売り手市場になるのを待った場合、スキルが上がらないまま年齢だけを重ねてしまうことになりますので、そうなるといざ売り手市場になったとしても企業からは振り向いてもらえないような市場価値の低い人材になってしまっている、というリスクがあるのです。

簡単に言えば、今の職場でもスキルや経験を順調に積んでいけるという人は売り手市場になるまで待っても問題なく、スキルが上がらない環境にいる人は一刻も早く転職すべきということになります。

また、今の職場でスキルが上げられるという人であっても、転職活動は常時しておくことをお勧めします。

いくら売り手市場になろうとも、その時に本当にいきたい企業ややりたいポジションで求人が出るとは限らないからです。

逆に、いくら買い手市場であったとしても求人がなくなるわけではありませんので、自分のスキルとやりたいこととがマッチした求人は普通に出てくることも多いです。

貴重なチャンスを逃さないためには常に求人情報が入ってくるようにしておいた方が良いでしょう。

例えばリクルートエージェントは日本最大の転職エージェントで、求人数も支援実績も1位。

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こちらの記事⇨【レビュー】リクルートエージェントを使うメリットとデメリットを解説を参考にしてみてください。

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